今、プロ野球のセ・リーグが3月25日に開幕するかどうかで色々な意見が飛び交っています。
mixiなどでザッと見た所では、反対の人は節電や被災者の心境を思いやる気持ちから、賛成の人は選手の気分で開幕を遅らせるのは仕事として野球をしている人間としてどうなのか?という意見が多いようです。
どちらの意見も最もですが、3月11日に地震が起こり2週間後ではまだセ・リーグの複数の球団の本拠地である関東・東海のファンが余震の不安が消えていないと思います。
私は阪神大震災で最大震度5の地域でしたが、それでもしばらくは余震に過剰反応していました。
劇場などは大きくても客席数は数千ですが(新橋演舞場は約1500人です)、プロ野球の球場は収容人数が数万人クラスです、たとえ満員でなくても広く出入り口も複雑な場所で余震に反応した観客をスタッフは静められるのでしょうか。
また、首都圏では節電で電車が少なくなったり交通の面の不安から観戦を見送るファンも多いでしょう。
それに、東北地方に球団のあるパ・リーグがすでに4月12日に開幕を順延しています。
セ・リーグが順延を見送るとセ・パ交流戦などで両リーグの交流があるのに、パ・リーグのファンから足並みが揃っていないようなイメージを与えないでしょうか。
完全に落ち着くのを待つ事は現実には不可能ですが、もう少し考えて欲しいです。