兵庫県立歴史博物館で兵庫の仏像を集めた特別展「ひょうごの美ほとけ」が6/4まで、という事で行って来ました。
仏像や歴史というと京都や奈良というイメージですが、兵庫県も古くから人の住む土地だったのでかなり古い時代から仏像があるのですね。
歴史博物館らしく時代順の展示だったので、白鳳時代の頭が大きめで細身の仏像からふくよかな奈良時代の仏像になり、定朝様式などスタイルが固まって来る感じが流れでわかる感じでした。
薬師如来の薬壷を持っていない方の手が違っていたり、不動明王の牙が両方とも同じ方向だったりとテンプレと少し違う仏像もあったり。
また、写真では大きさがわからなくなるぐらい細かい細工の小さな仏像も印象的でした。
兵庫県と一口に言っても広く、なかなか県内の仏像を一度に見られる機会もないので貴重でした。
個人的に栄根寺の薬師如来像(上で書いた、薬壷を持っていない方の手がよくあるパターンと違う仏像)が見られたのが嬉しかったですね、阪神淡路大震災でお寺が失われてしまってから見る機会があまりなくなってしまった仏像ですが、今も大事にされている仏様です。
兵庫県立歴史博物館