私邸周辺


カテゴリ:見たもの周辺( 243 )



立体妖怪図鑑

立体妖怪図鑑[画像]
姫路城北側にある兵庫県立歴史博物館で立体妖怪図鑑を見て来ました。
絵巻や浮世絵に物語の一部分として登場していた妖怪達が、次第に石燕の図鑑的に妖怪を扱った本(長壁姫のページが開いてあるのが姫路らしい)などでキャラクターのように独立していき、双六やカルタの玩具になって行く歴史の流れもわかる構成。
立体物も昔ながらの根付けや人形からリボルテックタケヤまでと幅広く、京極堂シリーズの表紙を飾る荒井良氏の妖怪張子の実物も見られました!
表紙の写真ではなかなかわかりにくい部分もわかり、特に姑獲鳥の上半身部分など女性の皮膚の質感や血管まで細かく作られているだけに鳥の部分との異様さが妖怪感を増しています。
全体的に迫力がありましたが、豆腐小僧など可愛いものもあり和みました。

また、現代の人形作家の手で昔のおばけ屋敷的な井戸の幽霊の絵を再現したり、現代のフィギュアメーカーである海洋堂の妖怪的な縁など妖怪を通じて古い日本と現代の日本の連続性を感じる不思議な空間でもありました。


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by iwanagahime | 2016-08-27 21:40 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


文楽公演 金壺親父恋達引

金壷親父恋立引[画像]

フランスの劇作家、モリエールの『守銭奴』を元に井上ひさし作の日本バージョンが文楽で上演という事で行ってきました。
金壺親父恋達引というなかなかインパクトのあるタイトルで、新作にありがちな「もっと江戸時代っぽく言ってくれ!」感はあったものの、笑って考えさせる作品でした。原作はもっと親子のやり取りや人間関係が複雑なようですが、整理して短くなっているのでわかりやすいといえばわかりやすいです。

最初からして勘十郎さんの遣うおじさんっぽい人形がお金の入った壷に愛を囁く場面で、親父の名前が金仲屋金左衛門という。
しかも持参金付き小町娘(美少女ですね)が嫁に来るという話の時に「その30両……いやお舟が」と好きなはずの女性の名前と持参金の金額を言い間違うというお金大好きっぷりなのでドケチ親父に振り回される恋人達みたいな話かなーと思うオープニング。
息子と娘を呼んで自分の縁談についてうきうきと語るのですが、相手の小町娘お舟さんは息子の想い人の上に、娘には自分と同じような年齢の男性を相手がお金持ちだからと進めようとします。
しかし、この親父さんが勝手に決めた縁談から逃れるために息子や娘や番頭さんが「親父さんがこのあたりに300両を貯めこんでいる壷を埋めている!」と持ち出そうとしたりするうちに「この親父さん愛情の対象がお金の入った壺なだけで悪い人じゃないのでは?」みたいになってくる不思議。
確かにあり得ない高利でお金を貸そうとしたりあくどい稼ぎ方をした形跡はあるのですが、盗んだ訳じゃなさそうだし、質素倹約して一生懸命に貯めたようだし。
騒動の発端の縁談に至っては、仲介したお婆さんが適当な事を両者に言っていたような。
色々あって、息子とお舟さんや娘と番頭さんの話が片付いた最後の場面で金の紙吹雪の中で金色の光の中でお金の壷を抱きしめる親父さんが「幸せそうだなあ……」みたいに見えます。
公演は終了していますが、2015/8/28にテレビ放送もあるっぽいので、気になる人は是非。

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by iwanagahime | 2016-08-13 21:53 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


後祭 山鉾巡行

橋弁慶山[画像]
先月の話になりますが、祇園祭の山鉾巡行を見ました。
もともと祇園祭の山鉾巡行は先祭・後祭の2回だったのが、色々あって1回になっていました。
それを歴史の中で失われた山鉾の一部を復活させ、また先祭・後祭の2回に再び分かれたという事です。
有名な長刀鉾(お稚児さんが乗っている)は先祭ですが、前から見たかった橋弁慶山が後祭の巡行という事もあり行きました。
華やかな花傘巡行と同じ日の別ルートなので、両方が見られるポイントはお得な感じで、夏の暑い盛りの祭りなのでコンパクトかつ豪華な山鉾巡行なのでまずはこちらからでも良いかも知れません。

画像は橋弁慶山です、この画像では見えませんが、きちんと橋も作ってあって、その上に躍動感のある弁慶と牛若丸の人形がいました。
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by iwanagahime | 2016-08-06 22:27 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞

国芳・国貞展[画像]

8/28までだったので国芳国貞展に行きました、ギャラリーレクチャーがある日だったので詳しい解説も聞けてお得でした。
時代別ではなくテーマ別なので、絵を描いた時期でまとまっている展示とはまた別の視点から見られました。
同じ師匠に習った共通点を感じる絵もあれば、ジャンルすら違うような絵もありでこの二人の絵師の組み合わせならではの面白さもありました。
そして、倹約の時代で絵にも浮世絵にも色々な制限があった事(役者の名前を絵に入れてはいけない、色を少なくするなど)や、それぞれの切り抜け方も面白かったです。
役者の似顔絵が壁に落書きしてあって、それを写した絵であるという事にしたり、名前を入れずともものすごく似てるので大丈夫だったり。
また、色数を少なくする事を逆手に取って藍のグラデーションに紅のワンポイントで花魁を描いたり。
役者絵とは違う武者絵というジャンルで活躍したり、一般人の女性のさりげない仕草を描いたり(歯磨きというか舌の手入れ中の女性の絵が二点ほどあったのですが、当時の萌えみたいなものでしょうか)
国芳の絵の枠からはみ出そうなダイナミックな動きもよし、国貞のビシッと決まった瞬間のスタイリッシュさもよし。
そして役者絵には時代が変わってもファン心理の変わらなさを感じましたし、武者絵や物の怪には今に通じる特撮ヒーロー感がありました。
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by iwanagahime | 2016-07-30 22:00 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


描かれた尼崎

描かれた尼崎[画像]
10日までだったので、尼崎市立文化財収蔵庫で開かれている「描かれた尼崎」展に行きました。
尼崎というと工業のイメージが強いですが、歌舞伎や文楽では義経千本桜でお馴染みの大物浦や絵本太功記の尼ヶ崎の段の舞台だったりと浮世絵にも多く描かれています。
大物浦の海底で義経の出航を待つ平家の武将の霊や、碇知盛など。
国芳や国貞の絵もあったり、浮世絵が好きな人にも見ごたえがある感じでした。
また、摂津名所図会には今の人にもお馴染みの地名が出ていて現代とのつながりを実感したり。
建物そのものも元は尼崎城の跡地に建つ古い学校だったものを利用していて(尼崎城跡地である事を示す石碑もあり)、三丁目の夕日のロケにも使われたそうです。
常設で尼崎城に関する資料や、発掘された石塔の一部などの展示もありました。
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by iwanagahime | 2016-07-02 22:53 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


CUTT Live「緊急決定!6月もやるぜOSAKA!」

[画像]
11日はCUTT氏のポテキライブでした。
CUTT氏は何やら新しいプロジェクトを始めるという事で、その準備のため6月は大阪でのライブも出来ないかと思っていたそうですが、それでも出来そうだという事でこの日にあったのです。
これから新しい何かを始めるCUTT氏の節目になるライブという事で、CUTTヒストリーをなぜか「こち亀」も巻数と照らし合わせつつ、その時期の代表的な曲で辿って行くというライブでした。
(CUTT氏の生まれた1977年に「こち亀」の1巻が出ているそうで)
読み物としてはインタビュー本などで読んだ話もありましたが、実際にその時にリリースした曲を演奏しながらの当時の心境や考え方などを聞くとまた印象も変わりました。
ある日コンビニで「これであなたもデビュー出来る!」的な本を見つけて「そんな訳ないだろう」と思いつつも手に取り、最後のページのレコード会社の連絡先一覧を見て「これだ!」みたいになったものの、店員さんに「デビュー出来ると思ってるのね~」みたいに見られるのが嫌で、いかがわしい本を買うかのように漫画雑誌と重ねてレジに出したとか。
リーマンショックの渦中にレーベルが消滅した時は、後輩ミュージシャンの「そんなのありえないですよ!」的な電話に長時間付き合った話とか。
紆余曲折があったとは思いますが、変わりながら変わらないCUTT氏みたいな何かも感じました。
アンコールではいつもスタッフをしてくれているギタリストのSin-G(しんじ)さんとステージに立ったり、これからの新しいCUTT氏を期待させるライブでした。
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by iwanagahime | 2016-06-18 22:24 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


射楯兵主神社

[画像]
姫路といえば姫路城ですが、他にも色々なところがありまして。
この前は射楯兵主神社に行きました、播磨の国の様々な神様が祀ってあり、「播磨国総社」地元の人は「そうしゃさん」と親しまれているそうです。
様々な神様が祀られているので、御利益も色々あります。
みみずくが神様の使いなのであちこちにみみずくのモチーフがあり、他の神社にはない雰囲気もありますね。
姫路城の天守閣に行かなくても富姫様にお参りも出来ますので、姫路に用があって来たけどもゴールデンウィークなどで1時間待ちなんかになってしまっていた時けど刑部姫・富姫にご挨拶したい時などにも良いです。

射楯兵主神社
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by iwanagahime | 2016-05-28 23:39 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


CUTT Live「Give Me Five!! OSK」

5/7はCUTT氏のポテキライブに行きました、4月は木村世冶さんとのイベントだったのでポテキでのワンマンは3月のバースデーライブ以来となります。
4月末のToshlさん(X JAPAN)のライブ出演後という事もあり、その時にToshlさんと演奏したX JAPANの曲のカバーやhideさんイベントに出演するという話の流れからのhideさんカバーもありました。
また、前日に仲のいいTAKA氏(defspiral)のソロプロジェクトMontage.のポテキライブがあり、CUTT氏の到着前にTAKA氏は帰京したので対面する事はなかったものの置手紙があり、その紹介の流れでTAKA氏の曲のカバーもありました。
それぞれのカバーの前にToshlさんとのやり取りやhideさんのイベントの話、そしてTAKA氏とのやり取りなどそれぞれ面白く、そのあまりの面白さにToshlさんが「諦めて芸人になれば?」と言ってくるのに対して「(芸人は)諦めてなるものじゃないからね!」とCUTT氏らしい抵抗をしていました。
あくまでミュージシャンとしてやっていきたいCUTT氏なので、カバーはもちろんCUTT氏自身の曲も素晴らしく、劇団への楽曲提供や今後に明らかになる新プロジェクトの話などまだまだ楽しみもありそうでした。
ちなみに、hideさんイベントでV系メイクをしていたため「新プロジェクトはV系バンド?」との憶測が生まれたそうですが、それについては否定していました(笑)

6月は新プロジェクトの準備で忙しいという事でライブは予定していなかったようですが、やはりやりたいという事で6月もあるそうで楽しみです。

チケット取り置き・予約管理サービス「TIGET(チゲット)」:CUTT
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by iwanagahime | 2016-05-14 22:45 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


史跡 頭塔

頭塔[画像]
奈良の住宅街に突如として現れるジャパニーズピラミッド、頭塔に行って来ました。
こんな風に整備されたのは意外と最近だとか、その最近の調査で東大寺の仏塔だとわかったというようなスポットとしては新しいのに歴史は古いという不思議な場所でもあります。
東大寺なので、(普通には見えませんが)頂上には毘盧遮那仏を表している石塔があるそうで。
それを囲むように石仏がピラミッドのような階段状に組まれているので、古さで仏の姿はわかりにくくなっているものの全体の雰囲気が壮大さを感じさせます。

周りが住宅街だったりすぐ近くにホテルがあったりするのが逆に謎さを強調しているような、そんなスポットでした。

頭塔facebook
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by iwanagahime | 2016-05-07 23:00 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展

モネ展[画像]
5/8まで京都市立美術館でモネ展があるという事で、行って来ました。
今回はマルモッタン・モネ美術館の所蔵作品という事で、モネの作品だけでなく友人だったルノワールが描いたモネとモネの妻の姿やモネが収集した絵画、そして風景画を描くようになる前に描いていたカリカチュアなど「モネという人物」も見られるような構成でした。
もちろんモネの作品は多くありますが、コレクションや親交のあった画家の作品を見るとモネの良いと思ったものに対する素直な姿勢のようなものも見えてきます。
そうすると、風景画もモネが見て素晴らしいと思った風景を(風景としてそのままではなく、風景を見て素晴らしいと思った気持ちという意味で)そのまま絵にしているからモネの風景画は心を打つのかなあという気持ちになりました。
朝焼けや夕焼けの一瞬、友人のアパルトマンから見えた公園の明るさ、そして自分の理想通りに作った睡蓮の庭。
中には寂しい作品もあり、最初の妻が若くして病で世を去った年の寒い冬や、長生きしたがゆえに友人や家族に先立たれてから一緒に過ごした庭を描いたものなど、それもまた気持ちと風景が一体になったようで迫ってくるものがありました。

睡蓮の絵などで水面への写り込みを描く事で画面の外の風景を感じさせたり、描き方は単純ではないのですが、素晴らしい風景に対する真っ直ぐさみたいなものを感じ、自分も素晴らしいものに対して素直でありたいと思いました。
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by iwanagahime | 2016-04-29 23:55 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
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