私邸周辺


<   2012年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧



関西・歌舞伎を愛する会 第二十一回 七月大歌舞伎

5月はスルーしてしまったので、久々の松竹座です。
2階1等という微妙な席でしたが、変な1階席よりはよく見えたような。
舞台全体を見るにはいい席かも。

又五郎さんと歌昇さんの襲名という事で、全体的にそんな雰囲気。
とかいいながら、目当ては仁左さんの『荒川の佐吉』で昼の部。
あ、もちろん又五郎さんと歌昇さんもしっかり観て来ましたよ!

演目と配役等はこの辺

一、双蝶々曲輪日記『引窓』
 梅玉さんの与兵衛に孝太郎さんのお早、与兵衛は真面目そうで出世するのもわかる感じでお早は廓の空気を残しつつも優しくて明るい女房。
 二人とも真面目でいい人だから、義母お幸の実の息子である濡髪への思いと代官の仕事の間で悩む。
 我當さんの濡髪は助けようとされればされるほどいたたまれない感じがひしひしと伝わってくる、もともとこんな事になったのも恩人を救うためだし本当は悪い人じゃないんだろうという雰囲気(かなり足が具合良くないみたいで、ずっと黒衣さんが支えてたのが心配)
 お幸も与兵衛が可愛くない訳じゃないし、こういう結果になってもうなずける感じでした。

二、棒しばり
 狂言では観た事がありますが、歌舞伎バージョンでは初めて。
 舞台が広い分、アクロバティックなような。
 あと次郎冠者と太郎冠者はそのままだけど、大名に曽根松兵衛という名前が付いていたり。
 又五郎さんの次郎冠者と染五郎さんの太郎冠者は、まずヴィジュアルが面白い。
 わかりやすいデコボココンビで、二人とも軽快なので笑いっぱなしです。
 それでいて、崩れすぎないところもいい感じです。
 錦之助さんの曽根松兵衛はお殿様らしいのに太郎冠者を縛ったり、帰ってきた時の怖い感じとか良かったです。
 文句なしに楽しめる一幕でした。

三、荒川の佐吉
 とりあえず、仁左さんカッコいいなあと。
 やはりこう、立ち姿がすらっとしてると年齢とか関係なく無条件にいいなと。
 そういうのはさておき、侠客の世界を描いているので親分がいきなり腕を切り落とされるヘビーな展開。
 佐吉は何も悪い考えを起していないのに、成川に言った「この世界は勝った者が強い」という言葉が親分の転落に繋がってしまったり、元大工なのでちょっと作ってみたサイコロで親分がいかさまに手を出して命を落としてしまったり親分の末娘お八重には嫌われてるっぽかったり不憫。
 お八重も無事を願ったお守りを渡したばっかりの清五郎が目の前で成川に返り討ちにされたりしてるので、姉のために人生を犠牲にされそうになったりしてるので気持ちはわからなくもないけど佐吉のせいじゃないし。
 梅玉さんの成川は何考えてるかわからない怖さ、孝太郎さんのお八重は不憫だけど……な雰囲気、歌六さんの親分は落ちぶれっぷりがすごい。錦之助さんの清五郎はフラグ立ってる感満載。
 そんなこんなで押し付けられる形になった親分の娘お新が産んだ目の見えない卯之吉をあやす佐吉、いかにも赤ん坊を可愛がっている空気感が物悲しい。

 数年後、友人の大工辰五郎の世話になりながら卯之吉を育てる佐吉。
 目の見えない卯之吉に、いつかは盲人の官位である検校に!と目標を設置したり色々と佐吉なりに考えている様子。
 一方、佐吉に卯之吉を押し付けて大店丸総の女房に納まっていたお新はその後は子どもに恵まれず、丸惣は卯之吉を返して欲しいと思っている様子。
 強硬な手段でも渡すまいと追い返し、何かをひらめいて成川と勝負に出かけます。

 佐吉は守るものがあると強くなるタイプ、過去に親分を斬って新たな親分になっている成川を討ち果たします。

 場面変わって親分になった佐吉、卯之吉も立派な服。
 そこに今度は相模屋政五郎が直接お新を連れてきます、追い返そうとしますがお新が命まで捨てようとするので無碍にする訳にも行かず、また丸総に任せれば卯之吉を検校にする事も出来ると言われ手放す決意(ここで辰五郎の家での検校になるというやり取りが生きるんですね)
 そして、育ての親が侠客だと迷惑をかけると旅に出る。

 芝雀さんのお新はもともと卯之吉を手放したくはなかったんだろうという感じがしました、だからこそ佐吉も決意が出来たのでしょう。
 佐吉はいい人だし、いい人だから政五郎みたいに信頼できる人も評価してくれるし、辰五郎みたいに大事にしてくれる友達もいるんだろうなあと思いました。
 政五郎吉右衛門さんだから組を任せても大丈夫!
 でも、この話で一番いい人って辰五郎じゃないかとちょっとだけ思った。
[PR]
by iwanagahime | 2012-07-28 20:39 | 歌舞伎周辺 | Trackback | Comments(0)


松竹大歌舞伎・近松座公演

近松座三十周年記念という事で、歌舞伎巡業中央コースの地元公演に行きました。
アルカイックホールなので歌舞伎の劇場ではないのですが、近松の里という事で気合いは感じました。

曽根崎心中は二人の追い詰められ方がリアルすぎて、見ていてつらいものがあるのですが壱太郎さんがお初を演じるという事で行きましたよ。

演目・配役とかはこの辺

一、お目見得 御挨拶
 まずは藤十郎さんの挨拶(口上スタイル)から、近松座三十周年という事でこれまでの歩みなどがメイン。
 ヨーロッパ公演は「恋人たちが自ら命を絶つ内容がキリスト教圏で受け入れられるのか」と曽根崎心中の上演を迷った時、地元の新聞記者に「これは命をかけた愛の物語だ」と後押しされた話など印象深かったです。

二、夕霧名残の正月
 放蕩で紙衣を着るまで落ちぶれ、夕霧の最期にも立ち会えなかった伊左衛門が塚の前で夕霧を偲ぶという舞踊劇。
 廓文章と違って寂しい話、桜の花だけが華やかなのが逆に物悲しい。
 藤十郎さんの伊左衛門は夕霧の幻に出会った時だけが幸せそうで、現実の苦しさが胸に迫りました。
 扇雀さんの夕霧も美しく優しそうでした。

三、曽根崎心中
 藤十郎さんのお初は観た事がありますが、壱太郎さんでは初めて。
 翫雀さんの徳兵衛は生玉神社でお初といる時の楽しそうな様子と、友達だと思っていた九平次に裏切られ誰にも信用されなくなった時の哀れさが「それでも信じてくれたお初」への気持ちに繋がって行き、心中に向かってしまう説得力を感じました。
 壱太郎さんのお初は足を見せる時にちょっと男の足に見えてしまっていたり、まだまだな部分はありましたが、やはり愛らしく一直線に徳兵衛を信じ、ともに命を絶つ覚悟までする純粋さを感じました。
 裏切られ、誰からも疑われた徳兵衛には自分を信じてくれるお初だけが真実だったのでしょう。
 例えともに行く道が、冥府への一本道であっても。

 亀鶴さんの九平次が憎たらしくてよかったです、でもお初と徳兵衛が「恋の手本」になってしまった後の九平次の人生ってつらそう。

 突発的に観に行ったので席はいまいちでしたが、観に行ってよかったと思いました。
[PR]
by iwanagahime | 2012-07-21 19:58 | 歌舞伎周辺 | Trackback | Comments(0)


実質値上げ

某洋食店に久しぶりに行き、オムライスを注文しました。
味は相変わらず美味しかったのですが、何となくボリュームが減っている気がしました。

前に行った時は写真を撮影していなかったので比べるにも……と思っていると、とあるバンドが2年前の大阪公演で大阪に来た際、その洋食店でオムライスをメンバーが注文して写真をブログに載せていた事を思い出しました。

そしてiPodの画像とそのブログの画像を見比べてみると、明らかに減っていました。
値段は変わっていなかったですが、物悲しかったです。
ついでに自分の確認方法もどうなんだという気がしました。
[PR]
by iwanagahime | 2012-07-14 14:54 | 食べ物関連 | Trackback | Comments(0)


チケット

コンサートや演劇のチケットを入手する方法は色々ありますが、最近はインターネットのチケット販売サイトを利用する事が多いです。
ネットで予約などを行い、発券はコンビニでするというパターンがほとんどですが、今まで某コンビニで発券するとレシートと紙幅が変わらないのが少し抵抗がありました。

しかし、近所で発券できるコンビニがそこしかなく、郵送だと送料がコンビニ発券の手数料より高く付くので仕方なく利用していました。

ところが、最近またそのコンビニで発券したところ、チケットがチケットらしくなっていました。
どうやら本年度に入って変わったようです。
やはりレシートと変わらない幅で紛らわしいなどの声もあったのでしょうか。

これからは安心してコンビニ発券ができます。
[PR]
by iwanagahime | 2012-07-07 22:51 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
by iwanagahime
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
リンク
本サイト
弓戸亜朗私邸
Instagram
Intagram|a_yumito
最新のコメント
> みゆみゆさん  弾..
by 亜朗 at 22:22
たしか、弾丸ジャッキーの..
by みゆみゆ at 22:44
>マイコーさん 関の扉..
by 亜朗(iwanagahime) at 23:10
関の扉、歌舞伎の元素みた..
by マイコー at 01:26
>みゆみゆさん  コメ..
by 亜朗(iwanagahime) at 22:41
私もようやく見に行ってき..
by みゆみゆ at 21:04
>みゆみゆさん  こち..
by 亜朗(iwanagahime) at 19:59
こんにちは! 記事はす..
by みゆみゆ at 23:38
>みゆみゆさん  そち..
by 亜朗(iwanagahime) at 21:12
こんばんは! 私も二月..
by みゆみゆ at 22:38
最新のトラックバック
既成概念から絵画の解放に..
from dezire_photo &..
2014年度最高の美術展
from dezire_photo &..
夢とは遊びの世界を描いた..
from dezire_photo &..
『わが心の歌舞伎座』
from みゆみゆの徒然日記
「スター・トレック」これ..
from シネマ親父の“日々是妄言”
「ハロウィンのアイス」
from こんにちは!にゃんころ
週刊ぬこニュース
from あおぞらのーと。
『聖☆おにいさん(1)』
from みゆみゆの徒然日記
ふるあめりかに袖はぬらさじ
from ゆめ芝居 それがしの申します..
仏像の自動販売機?
from ひらりんげんぞう日記
お気に入りブログ
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧