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ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞

国芳・国貞展[画像]

8/28までだったので国芳国貞展に行きました、ギャラリーレクチャーがある日だったので詳しい解説も聞けてお得でした。
時代別ではなくテーマ別なので、絵を描いた時期でまとまっている展示とはまた別の視点から見られました。
同じ師匠に習った共通点を感じる絵もあれば、ジャンルすら違うような絵もありでこの二人の絵師の組み合わせならではの面白さもありました。
そして、倹約の時代で絵にも浮世絵にも色々な制限があった事(役者の名前を絵に入れてはいけない、色を少なくするなど)や、それぞれの切り抜け方も面白かったです。
役者の似顔絵が壁に落書きしてあって、それを写した絵であるという事にしたり、名前を入れずともものすごく似てるので大丈夫だったり。
また、色数を少なくする事を逆手に取って藍のグラデーションに紅のワンポイントで花魁を描いたり。
役者絵とは違う武者絵というジャンルで活躍したり、一般人の女性のさりげない仕草を描いたり(歯磨きというか舌の手入れ中の女性の絵が二点ほどあったのですが、当時の萌えみたいなものでしょうか)
国芳の絵の枠からはみ出そうなダイナミックな動きもよし、国貞のビシッと決まった瞬間のスタイリッシュさもよし。
そして役者絵には時代が変わってもファン心理の変わらなさを感じましたし、武者絵や物の怪には今に通じる特撮ヒーロー感がありました。
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by iwanagahime | 2016-07-30 22:00 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露七月大歌舞伎(昼の部)

中村雀右衛門襲名披露[画像]

芝雀さんが雀右衛門を襲名されるという事で、歌舞伎座ではすでに襲名披露が行われていますが関西ではこの松竹座七月大歌舞伎が初めてになります。
演目も昼の部は上方感がある演目が多く、芝雀さんの頃はなかったイメージもあるのが新しい雀右衛門さんなのかなと思いました。

一、小さん金五郎
 実家を勘当されて幇間をしている若旦那と、勘当された原因の芸者が最初に恋仲の二人として出てくるのでこの二人を巡ってどうなるのかなーと思ったらかなりの超展開で、さらにちょっとストーカー気味な女髪結(吉弥さんが怪演、綺麗目の吉弥さんじゃなかったらガチすぎて見れなかったかも)が最後に振られて現代語の恨み言があってぶっ飛んだりとかなりわかりやすく面白いお話。
 それでいて、若旦那が勘当を解いて許婚と一緒になるか、芸者との恋を叶えさせるかで対立する小さんと金五郎の心の動きは孝太郎さんと鴈治郎さんの二人なのでものすごい展開でも付いていける説得力がありました。

二、夕霧名残の正月
 名妓として知られた夕霧の追悼のために作られた演目なので、四十九日の法事をしている扇屋に伊左衛門が訪れて夕霧の魂が現れるという寂しい内容。
 藤十郎さんの伊左衛門が上方感たっぷりに演じます、夕霧が新しい雀右衛門さんですが、芝雀時代はあまりなかった儚いイメージで新鮮な雰囲気でこれも良いと思いました。
 友右衛門さんと秀太郎さんの扇屋主人と女将が舞台を引き締めていました。

三、与話情浮名横櫛
 見染め、赤間別荘、源氏店の三場。
 仁左衛門さんの与三郎はこれぞ与三郎という感じで、見染めのいかにも若旦那な雰囲気から赤間別荘での良くないと知りつつも来てしまう心の動きに源氏店の落ちぶれても若旦那が抜けきっていない様子と全てが与三郎でした。
 雀右衛門さんのお富は、お富に普通は求めるキリッとした雰囲気は物足りない感じがありましたが、それだけに本当は親分のお妾さんは向いていなかったんじゃないかとか、その向いてなさからあんまり強そうじゃないけどマイルドな若旦那によくないと知りつつ恋心を抱いてしまったんじゃないかという妙なリアルさがありました。
 妹感があるお富というべきでしょうか(そういや多左衛門というお兄さんがいるんだった)

 梅玉さんの多左衛門は全てを察しつつその場では明かさず、それとなく知らせたり非常に大きな感じがしました。
 松之助さんの番頭藤八はいつ見ても面白いです。
 歌六さんの蝙蝠安は蝙蝠安の悪い雰囲気はありながらも汚くなりすぎない感じで、何だか見やすかったです。

新しい発見もありつつ、歌舞伎を観にいった充実感はたっぷりの七月大歌舞伎でした。
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by iwanagahime | 2016-07-23 22:58 | 歌舞伎周辺 | Trackback | Comments(0)


松竹座で幕間の食事をどうするか

歌舞伎は大歌舞伎とタイトルに付いている公演なら、たいてい昼の部なら昼食の時間を挟んでいるようなタイムスケジュールになります。
その昼食を取る時間も30分休憩だったりするので、先に場外でお弁当を買っておいて幕間に食べるという形になります。

松竹座の場内で売っているお弁当もなかなか美味しく、柿の葉寿司など関西の雰囲気のあるものもありますが、せっかく道頓堀に来たからには道頓堀らしいものを食べたいです。

道頓堀というとド派手看板ですが、有名なのはかに道楽ですね。
松竹座の斜め向かいと言ってもいい場所にあります、店の前にはお弁当・お寿司の販売があり、開演前から店先はにぎやかです。
もう一つド派手看板の店というと、づぼらやがあります。
松竹座からは少し離れていて、しかも店の前に食品サンプルの寿司折の並んだ見本のケースはあるのですが店員さんがおらず準備中と出ていたりもします。
しかし、思い切って声をかけると寿司折の販売はあったりします。
ふぐらしく、にぎり寿司もわさびではなく紅葉おろしが入っていたり、しょうゆではなくポン酢が付いていたりします。
他にも、はり重のかつサンドなど道頓堀お持ち帰りグルメには事欠かない松竹座なので、観劇のついでにお弁当も色々と探してみる事をおすすめします。
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by iwanagahime | 2016-07-16 22:59 | 食べ物関連 | Trackback | Comments(0)


平家パイ

平家パイ[画像]
源氏パイの三立製菓がいつの間にか平家パイも出していたようで、最近になってようやくこういう商品があると知りましたが実は大河乗っかりだったらしい(2012年)
レーズンが嫌いでなければ、サクサクとした軽やかさが源氏パイとは違う感じで美味しいです。
しかし知名度的にはきのこたけのこのような戦いにはならず、すでに壇ノ浦的な雰囲気が漂っております。
繰り返しになりますが、味は美味しいです。
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by iwanagahime | 2016-07-09 23:15 | 食べ物関連 | Trackback | Comments(0)


描かれた尼崎

描かれた尼崎[画像]
10日までだったので、尼崎市立文化財収蔵庫で開かれている「描かれた尼崎」展に行きました。
尼崎というと工業のイメージが強いですが、歌舞伎や文楽では義経千本桜でお馴染みの大物浦や絵本太功記の尼ヶ崎の段の舞台だったりと浮世絵にも多く描かれています。
大物浦の海底で義経の出航を待つ平家の武将の霊や、碇知盛など。
国芳や国貞の絵もあったり、浮世絵が好きな人にも見ごたえがある感じでした。
また、摂津名所図会には今の人にもお馴染みの地名が出ていて現代とのつながりを実感したり。
建物そのものも元は尼崎城の跡地に建つ古い学校だったものを利用していて(尼崎城跡地である事を示す石碑もあり)、三丁目の夕日のロケにも使われたそうです。
常設で尼崎城に関する資料や、発掘された石塔の一部などの展示もありました。
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by iwanagahime | 2016-07-02 22:53 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
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