私邸周辺


承天閣美術館 生誕300年記念『伊藤若冲展』

若冲![画像]
相国寺承天閣美術館の伊藤若冲展に行きました、釈迦三尊像と動植綵絵を法要の時と同じ配置で展示とか。
動植綵絵はコロタイプ印刷によるレプリカ(本物は宮内庁)ですが、複雑な工程で本物のように印刷する手法で今はレアだそうです。
釈迦三尊像は本などで見るより動植綵絵とセットの方が本来の姿感があるというか、動植綵絵と合わさる事で一つの世界を表現しているように見えました。
柱とかで視界が遮られるのは惜しかったですが、釈迦三尊像の両サイドに鳳凰と孔雀が見えるだけでも雰囲気はかなり違うと思います。
鹿苑寺(金閣で有名)の大書院の障壁画は動植綵絵の極彩色と違って墨で描かれていますが、立体感というか存在感がすごかったです。
また、若冲が参考にしたという絵と比較すると鳳凰という架空の鳥であっても鳥の骨格がちゃんとありそうな感じがわかり、そのちゃんとした骨格が動きそうな雰囲気を出しているように思いました。



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# by iwanagahime | 2016-11-12 23:21 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


文化財特別公開

秋の特別公開[画像]
京都非公開文化財特別公開が11/7までだったので行ってきました、写真は最初に行った平等寺ですが行ったのは3箇所です。

平等寺は回りは烏丸通りのビジネス街みたいな場所で、会社や商店やホテルが立ち並ぶ場所の横の道に入るとふっと現れるようなお寺です。
小さく見えてお薬師さんらしく十二神将も結構なスケールでいらっしゃったり、また火事が多い場所だったのでご本尊を脱出させる設備が充実していたり。
また小督局の悲劇にまつわる琴(今でも模様が残っています)や、髪を織り込んで作ったお経なども。
画像の看板ではご本尊の薬師如来像の頭の上に何か乗っているのが見えますが、これは厨子ごと脱出させる際に(厨子も後ろに車輪が付いています!)厨子の中でお薬師さんがぐらぐらしないように固定と緩衝をかねて仏様らしいデザインのクッションを天井との間に挟んでいるとか。
正面では頭にそれぞれの十二支を乗せた十二神将に守られていますが、脱出用の後ろの扉には金剛力士が描かれていて後方の守りも万全。
とにかく大事にされている薬師如来様ですが、穏やかな中に実物より大きく見えるような力を感じる表情でそれだけ守りたくなるパワーがあるのだと感じました。

次に今話題の伊藤若冲ゆかりのお寺、宝蔵寺へ。
普段はお堂は非公開ですし、裏寺町のひっそりした場所なので人だかりを目印に探すレベル。
本堂では阿弥陀如来像と脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩像、そしてちょっとデフォルメっぽい善導大師像と法然上人像。
しかし、メインの公開文化財は仏像ではなく伊藤若冲とその弟子の絵画なんですね。
文化財の説明も伊藤若冲とお寺のゆかり、そして髑髏図と鶏図の紹介でした。
弟子の絵も単品で見ると良い絵ですが、やはり伊藤若冲の鶏が一番3Dでした。
絵の迫力はサイズに比例しません。

もう少し時間があったので、すぐ近くの新京極通にある安養寺へ。
平安中期に恵心僧都という偉いお坊さまが奈良に建てたお寺が始まりだそうで、その後に妹の安養尼が引き継いだので安養寺になったとか。
京都に移ったのは平安後期で、女人往生のお寺として女性の信仰を集めています。
倒蓮華寺と言われているのはご本尊の阿弥陀如来像の台座が逆さまの蓮華で、「女性が往生する時は男性と違って蓮華が逆さまに咲く。だから女性は往生が出来ないというけれど、逆さまの蓮華の台座で女性も往生が出来るという証としなさい」というお告げがあったからとか。
ご本尊の台座は横から見る事が出来るのですが、ぱっと見は普通の台座に見えて確かに花びらの形を見ると逆です。
他にも阿弥陀如来の来迎をイメージした仏画など、全体に極楽のイメージでした。
女性の往生はないというのが納得いかない人が作ったんでしょうねえ、阿弥陀像とお前立ちも全体的に優しい雰囲気でした。

この文化財公開の拝観料は文化財の保護や修復に当てられており、前半に書いた平等寺の金剛力士の絵もこの文化財公開で得られた拝観料で修復したとか。
見て楽しんで文化財のためにもなる、京都の文化財公開にもっと行きましょう~。

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# by iwanagahime | 2016-11-05 22:43 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


大妖怪展

大妖怪展[画像]

土偶から妖怪ウォッチまで、という事でしたが土偶と妖怪ウォッチは終盤でした。
やはり初期の妖怪というのは自然現象や古いものに対する恐れだったり、病気の原因を何かの仕業と考えた結果だったりしますが、それがだんだん「そういうもの」として扱われていっているなと思いました。
その扱いも、平安時代あたりは退治される対象だったりしますが、河鍋暁斎が明治時代に描いた絵では西洋文化が入ってきて河童がローマ字を習っていたり。
それが妖怪ウォッチではルックスこそ可愛いながら、「妖怪のせい」と原点に返った感すらありました。

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# by iwanagahime | 2016-10-30 22:52 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


深川江戸資料館

深川江戸資料館[画像]
深川江戸資料館に行きました、深川という地名からイメージする江戸庶民の生活が再現されており、派手なものはないのが逆にリアルで江戸の息遣いを感じました。
ガイドさんも親切で、店先の商品の季節感や、二件並んだ船宿のどちらが高級か、長屋の住民の職業と道具など細かく解説してくれたのでとてもわかりやすかったです。
季節柄お月見の飾りがありましたが、月見団子が現代のイメージからするととても大きかったです。
画像にあるのは小唄のお師匠さんの家で、月見飾りだけでなく行灯もおしゃれ風味。
水事情やリサイクル事情、地図と現代の比較なども面白く、ここに行ってから時代劇や歌舞伎の世話物を見るとさらに楽しめそうでした。

深川江戸資料館

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# by iwanagahime | 2016-10-22 22:38 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


芸術祭十月大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座10月[画像]
久しぶりの歌舞伎座です。
初の3階A席だったのですが、運よく最前列だったのでかなり見やすかったです。

一、歌舞伎十八番の内 外郎売

松緑さんの外郎売で、周りも大磯の虎が七之助さんで化粧坂少将が児太郎さんだったり、生改め福之助さんに宜生改め歌之助さんのお披露目のためか若手配役。

そんな中、工藤の歌六さんが舞台をビシッと引き締める感じでした。

フレッシュかつ見応えありで、襲名披露にふさわしい雰囲気でした。


二、襲名披露口上
橋之助さんが芝翫さんになり、ご子息3人もそれぞれ橋之助・福之助・歌之助と歴史ある名前を襲名という事で女形は先代の芝翫さんにお世話になった話、他の方も新しい芝翫さんに対する期待とご子息の未来を祝うベーシックな雰囲気でした。
そんな中、新しい芝翫さんのワイドショーネタを混ぜてくる菊五郎さんがマジ菊五郎さんでした。
また真面目に出演する演目や芝翫さんに対する期待を「親戚として」語っていると思ったら、「親戚一同もよろしくお願いします」とさり気に自分も親戚アピールを欠かさない魁春さんと、「支えて行きたい所ですが、幸ちゃんは大変なしっかり者なので」と誉めてると思ったら「私が体調を崩した時も、効くんだか効かないんだかわからない難しい名前の薬をくれたり」と微妙なネタを披露する梅玉さんの兄弟が面白かったです。

三、一谷嫩軍記 熊谷陣屋

今回は芝翫型という事で花道ではなく舞台の上で「十六年は一昔」の台詞を言うとか、有髪の僧の姿で出家するとか文楽に近いのかな?みたいなスタイルです。

花道であの台詞を言って去っていくと、本当に何もかも終わってしまう感じですが、舞台の上で言うので何もかも終わっているのに出家したとはいえ生きていかないといけない熊谷みたいな悲しみがありましたね。

相模と藤の方って子どもが同い年なぐらいだからそう年は離れてないはずなんですが、今回は中の人が魁春さんと菊之助さんという親子ほど違う配役で、それでも役柄の違いもありますがそんなに離れて見えないあたりが歌舞伎マジックというかそういうものを感じました。


四、藤娘

今回の襲名は先代の芝翫さんが女形なのに対して、新しい芝翫さんが立役のため、先代のゆかりの演目はお世話になった女形の人が演じるという風になっているらしく、藤娘は玉三郎さんです。

前に見た玉三郎さんの藤娘より古風(衣装も)というか、ふんわりした雰囲気なのは先代の芝翫さんリスペクトなのでしょうか?

とにかく最初から終わるまで現実離れしていて、三次元なのが不思議でした。


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# by iwanagahime | 2016-10-15 23:58 | 歌舞伎周辺 | Trackback | Comments(0)


キティさんのカフェ

キティさん[画像]
姫路に行くたびに気になっていたキティさんのカフェに行きました。
キティさんドーンなお菓子だけでなくリボンが付いたワッフルとか、さりげなくキティさんなメニューもありました。
店内に入らなくても缶バッジのガチャガチャがあったり、外観もかわいらしかったりしますがやはり店内はサンリオピューロランドのショーの映像があったり、キティさんのファンにはたまらない仕様なんじゃないでしょうか。
メガネの三木のカフェらしく、メガネをかけたキティさんも可愛かったです。


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# by iwanagahime | 2016-10-08 22:46 | 食べ物関連 | Trackback | Comments(0)


びじゅチューン!

たまに問題もあるNHKですが、伝統芸能をまともに放送するのがNHK教育ぐらいだったりする事もあって受信料は払っています。
どちらかというと真面目なイメージのNHK教育ですが、題材は真面目なのにかっとんだ番組もあります。
たびたびネット上で話題にはなっていたのですが、話題になった回の曲があまり自分に合わなかったりして「そんな番組もあるんだー」ぐらいで流していたのが、樹花鳥獣図屏風の事を調べようとすると検索の候補に挙がって来るので見てしまった「樹花鳥獣図屏風事件」がなぜか変に気に入ってしまって過去の動画も見られる公式サイトをチェックしてしまいました。
色々な世界の美術を題材に、クリエイターの井上涼さんがアニメと曲を作って歌っているのですが、唐獅子の巻き毛がバッハやモーツァルトなどの作曲家のようだからと出来た「アイネクライネ唐獅子ムジーク」や、お天気キャスターになったのに自分の美しさしか語らない「ナルキッソス天気予報」、曜変天目茶碗の内側の模様がディスコのようという発想から生まれた「曜変天目ディスコ」など自由すぎるイメージが楽しいです。

気に入ってしまった樹花鳥獣図屏風事件は平和な樹花鳥獣図の世界で事件が起き、象が事件の行方を追うという内容なのですが、そういや犯人は他の鳥と違って正面を向いてるなーと妙に納得する出来と衝撃(笑撃?)のラストが楽しいです。



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# by iwanagahime | 2016-10-01 21:21 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


始皇帝と大兵馬俑

兵馬俑[画像]

国立国際美術館の始皇帝と大兵馬俑が10/2までだったので行きました(本当は8月中に行きたかったのですが、暑すぎたり色々あって断念)
大々的に広告しているのは兵馬俑で、もちろんそれも見ごたえがあったのですが、秦が一体を征服して始皇帝になるまでの周辺の文化や始皇帝の宮殿だった場所から出た瓦や階段に使われた模様入りのパーツなど始皇帝の生きた時代を感じさせる出土品が多く展示されていました。
それにより、兵馬俑が表現している人物などの理解も深まりましたね。
身分や役割による服装やポーズの違いや、ベルトのパーツなどは実物はどうなっているのかとか。

また、言語に通貨に度量衡の統一などの功績とその通貨や重さの基準になる錘などの実物もあり、兵馬俑だけでない始皇帝のやりたかった事も見える感じでした。
きっとまだまだ国をまとめるにあたって統一したり手を入れたい部分もあったでしょうし、もう少し長生きしたかったでしょうねえ。
撮影OKのスペースがレプリカを盛大に使った迫力のあるもので、つい撮影してしまいました。

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# by iwanagahime | 2016-09-25 22:38 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


オロチ退治

とある映画って伏せる意味がないのでシン・ゴジラって書いちゃいますが鑑賞してから2週間経ったのですが、何せ情報量の多い映画だったので圧縮されたファイルが解凍されるかのごとく頭の中に浮かぶものがありました。

あくまで自分の中の思った事なのでカテゴリは「見たもの」でなく「自分」で。


一応クリックで読めるスタイルにしておきます。
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# by iwanagahime | 2016-09-17 22:59 | 自分周辺 | Trackback | Comments(0)


九團次の会

九團次の会[画像]
森ノ宮ピロティホールの九團次の会に行きました。
今の名前になる前の会と違って新作があったり、パンフレットが豪華で花の脇役などの著者である関容子さんのコメントも掲載されていたり。
新作の義士残花抄は忠臣蔵の討ち入りに参加しなかった義士にスポットを当てた内容で、九團次さんは二役。
曽根崎心中の取材という表向きで生き残った義士の一人に取材に行く近松門左衛門と、討ち入りに参加する前に心中をした若い義士でした。
近松の役は年齢よりかなり上の役で、逆に義士は年齢を言った時に軽く笑いが起きるぐらい若い役。
どちらも最初は合わないかなー?と思いましたが、最後は説得された感じの熱演でした。
義士の行動もそうだねー、若いもんねーみたいな。
九團次さんと市川家のお弟子さんだけでなく、秀太郎さんのお弟子さんの千壽さんも相手役で出ていました。
千壽さんは上方の遊女らしい空気感で、お綺麗でした。
太刀盗人も積極的に笑いを取りに行くというよりきっちりした雰囲気でしたが、リズミカルさが際立って面白かったです。
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# by iwanagahime | 2016-09-10 23:51 | 歌舞伎周辺 | Trackback | Comments(0)

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
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