京都といえば舞妓さん芸妓さん的なイメージですが、一般人にはなかなか縁が無く花街の近くで姿を見かけても詳しくないと本物か体験中の一般人かわからないですが、春の踊りの会と秋の温習会など花街によりますが一般人でも踊りが見られる機会があります。
私はよく祇園甲部の都をどりに行くのですが、今年は何となく機会を逃してしまったので、6月にある京都の五つの花街が合同で踊りを披露する「都の賑い」を観にいきました。
各花街の芸妓さんの舞台→五花街の舞妓さん3人ずつが同じ曲に合わせてそれぞれの花街の振り付けで踊る舞台という進行で、25回記念らしく芸妓さん達の舞台は三番叟や猩々など伝統を感じさせる祝いのものや、秋の七草を七福神に見立てためでたく華やかな踊り、粟餅売りの夫婦を演じる賑やかな踊りなど各花街それぞれの祝いを意識した華やかな踊りがメインの中、宮川町はベテランの芸妓さんお一人の舞台で、廓の様子と女心を踊りきった素晴らしい舞で終わった後のざわめきが止まらなかったです。
(そんな中、この芸妓さんが功労者として表彰されているとの紹介がアナウンスされたのですが、表彰の条件の中に芸妓としての年数が入っていて「おいくつなの?」みたいな雰囲気になり、やめてさしあげて感ありました)
舞妓さん達の舞台も、同じ曲だからこそわかる各花街の振り付けの違いが面白かったです。
歌詞に沿ってリアルに表現するか、愛らしさや華やかさ重視か、みたいな。
華やかなイメージととっつきにくいイメージがある舞妓さんや芸妓さんの世界ですが、こういう踊りを見る機会はもっと親しまれてもいいと思いました。