南座上半期の恒例行事、歌舞伎鑑賞教室に久々に行って来ました。
第二十回という事で、特別に今までの舞台写真がロビーに展示してあったり歴史を感じました。
演目とか配役は
この辺
自由席なので花道の近くに、この日は中学校や高校だけでなく看護学校の生徒も見学に来ていた模様。
まずは桂九雀さんによる解説、いつものようにセットを組んで歌舞伎ファンのやりたい事を実現。
今年は楼門五三桐の石川五右衛門に扮して絶景かな絶景かなの名台詞をネタを交えて、もちろんせり上がって久吉(純弥さん)も登場。
開演前は関心が無さそうにしていた一部の生徒の皆さんも、恒例の各学校の出席確認が終る頃にはほぐれた感じに。
三味線の方を呼んでの解説では、失敗談もまじえて親しみやすさを出しつつも三味線の音楽による情景描写をわかりやすく紹介。
そして吉弥さんと吉太朗くんの連獅子。
吉弥さんはもちろん良かったですが、吉太朗くんが頑張ってました!
這い上がって欲しいと崖から突き落とし、見事に這い上がってきた子との再会を喜ぶ親子の情愛を感じました。
間の宗論も笑いが起きていて、獅子が登場してからは大迫力で始まる前は「たぶん寝る」と言っていた生徒さんも楽しんでいた模様。
吉弥さんは女形での姿をよく観るのですが、獅子でも迫力があったので鏡獅子でもいけそうと思いました。