京都は四条西洞院の交差点を南にすぐ、ローソンの横に「化粧水」と書かれた石碑がある。
普通にしていると見逃しそうな上に、見ても「けしょうすい」と読んでしまいそうだが、これは「けしょうみず」と読むらしい。
小野小町の別宅が平安時代にそのあたりにあったとかで、毎日そこの水を使って小町が化粧をしたという話なんである。
一見すると、石碑だけが残っていて水も何も残っていないように見える。
しかし、交差点をわたって北の向かいにある四条京町家という町家を保存した施設があり、そこにはなんと化粧水の井戸から引いた水が出る蛇口があるのだ!
四条京町家も古い町家がそのまま保存されていて、京の甘味を味わえる茶房やおみやげにも出来る和風小物も売っている町家工房が併設されていて、街中でのちょっとした観光にもってこいの施設なので近くに行ったら町家を見学しつつ「ほー、これが小町が使っていた井戸の水かー」なんてやってみるのもいいかと。
四条京町家のサイト