友人からのお誘いで12/14に行われた常磐津都史さんの会に行きました。
歌舞伎などで常磐津はよく耳にしているはずなのですが、常磐津だけをじっくりと聞くのも面白かったです。
演目は壇浦兜軍記-琴責之段-と道行丸にいの字、壇浦兜軍記はあの阿古屋の場面ですね。
壇浦兜軍記では三種の楽器のそれぞれの特色もあり、また都史さんの三味線もじっくりと聞く事が出来ました。
またパンフレットには詞章も掲載されていたので、詞を追いながら見るというのも歌舞伎鑑賞の時にはなかなか出来ない事なので常磐津そのものの良さが体験できました。
また、道行丸にいの字も坂東流に伝わる娘道成寺の道行の一つだそうで、三津五郎さんのご令嬢である坂東奈央さんの舞踊もありました。
会場も先斗町歌舞練場だからか、会場にはちらほらと舞妓さんや芸妓さんの姿もあり華やかでした。
歌舞伎にはなくてはならないと頭ではわかっている音楽ですが、こういう会でしっかり聴いてみるとよりこの音楽の大切さ・素晴らしさの実感がありました。