人気ブログランキング | 話題のタグを見る

私邸周辺


京博のお正月

京博のお正月[画像]
まだ七草粥の日という事で、今年もよろしくおねがいします。
京都国立博物館は元旦を除いて三が日も開館しているという事で、京博らしいお正月を見てきました。
新春特別陳列の「とりづくしー干支を愛でるー」を筆頭に伊藤若冲、泉涌寺の名品と見応えのある特別陳列があり、また余裕のある時間帯だったので前の特別展ではゆっくり見られなかった通常展示の巨大な大日如来像もしっかり見られて良かったです。
各スペースごとに印象に残った事を書くと、とりづくしは鶏は夜明けを告げる鳥として縁起のいい題材であり、また他の鶴などの鳥も好まれていたので絵画だけでなく着物や道具など多岐に渡る展示で日本の美術と鳥の関わりがわかりました。
また、若冲っぽい極彩色の鶏でも狩野派の絵師だとひよこの書き方に狩野派っぽさがあったりと、同じ題材だからわかる特徴も見られました。
泉涌寺は仏像や仏具だけでなく皇室の御寺として発展したお寺らしい皇室ゆかり絵巻や屏風などの品があり、仏像だけではないお寺全体の歴史が凝縮された展示でした。
伊藤若冲は去年の生誕300年で京都でも多くの美術館での展覧会がありましたが、そこでは展示されなかったものや、人気のある作品と同時に公開されていたためじっくり見られなかった渋い作品などがしっかり見られて良かったです。
思い切ったデフォルメの六歌仙や、まだ筋目描きが完成していない頃の作品、墨絵の野菜と彩色の鶏が組み合わさった掛け軸などが面白かったです。
個人的には前にじっくり見られなかった乗興舟がゆっくり見られて良かったです、やはり細かい絵が綺麗な人の描くデフォルメは可愛い。
お正月期間なので、普段は金・土・日と祝日にしかいないキャラクターのトラりんにも会えました。
通常展示の仏像や西洋に輸出していた螺鈿細工などもゆっくり見られ、ついつい観光地に行きがちな京都のまた違った過ごし方がありました。

by iwanagahime | 2017-01-07 22:48 | びじゅつ

<< 幕見から幕見      晴明神社 >>

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
by iwanagahime
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
リンク
本サイト弓戸亜朗私邸はホームページ公開代行サービス終了のため閉鎖しています、一部コンテンツは後ほど公開します。
Instagram
Intagram|a_yumito
最新のトラックバック
お気に入りブログ
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧