私邸周辺


カテゴリ:見たもの周辺( 183 )



4月文楽公演 彦山権現誓助剣

彦山権現誓助剣は歌舞伎は見た事がありましたが、その時は通しで久しぶりの上演という事もあり、分かりやすさ重視でかなり話が整理されていた(お園が豊臣の血筋で敵の京極内匠が明智光秀の実子という裏設定を省いて仇討ちだけになっていた)ので、画像の瓢箪棚の場面はなかったです。
この場面の前にはお園の妹のお菊が子供を守りながらも斬られてしまう悲しい場面があるだけに、単身で敵と遭遇して瓢箪棚の上でアクロバットな戦いになる場面は迫力とのコントラストがありました。
お菊を斬った後の敵の京極内匠の台詞の気持ち悪さなど、この演目は悪役がしっかり悪役しているのがいいですね。
瓢箪棚ではお園が鎖鎌で戦ったりカッコいいのですが、歌舞伎の時は血筋の裏設定が省かれていたので明智光秀の魂から実子の内匠に託された名刀が重要なポイントになるこの場面は省かれるだろうなと(普通の刀で名刀に立ち向かったらあっさり折られたので鎖鎌を出して戦う事に、瓢箪も豊臣のイメージ)
人形の身軽さもありますが、毛谷村では六助にデレるお園のカッコよく名刀を持った内匠に対して一歩も引かない部分が見えるので、毛谷村の前提として見て置きたい場面でした。
須磨での悲劇も記憶に新しいうちに六助を騙して出世を目論んだり、京極内匠は話の上で定期的にわかりやすい悪事を働いているので、仇討ちをするお園の一族に感情移入しやすいです。
六助は人の親孝行の手伝いだと思って引き受けても、やはり近隣の人にディスられると悲しい人情もあり、そこからその親孝行さえ嘘だった怒りで石臼を踏んで地面に埋めてしまうという極端な表現もシリアス感ありで見られました。
昼の部の吉田玉助襲名披露は戦国BASARAと謎にコラボしてましたが、さりげなく夜の彦山権現誓助剣も有名武将の名前がよく出てくる演目でしたね。

[PR]
by iwanagahime | 2018-04-28 22:11 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


ローゼンメイデン0展


京都は山科の春秋山荘で3/18まで開催のローゼンメイデン0展に行きました、原作者のPEACH-PIT先生が所蔵しているローゼンメイデンのドール達(ボークス製のスーパードルフィーのシリーズと、東京で開催されたローゼンメイデン展で展示されていた西織銀先生作のドールのうち真紅と水銀燈)や歴代表紙、そしてローゼンメイデン0の舞台となる大正時代をイメージした衣装のローゼンメイデン達を描いたイラストの複製に台詞をプリントしたドレスなど原画そのものではないもののローゼンメイデンの世界観が古民家の独特の雰囲気の中で展開されていました。
同じキャラクターをモデルにしながら雰囲気の違うスーパードルフィーと西織銀先生のドールの違いも興味深かったです。
少女らしさと強さのある表情の両立はスーパードルフィーに感じましたが、人とは違う長い時間を少女のまま過ごすドール達の子供とも大人とも違う不思議さは西織銀先生のドールに感じました。
また、京都展では書き下ろしで和傘を差した真紅のメインビジュアルとそれを使用したグッズもあり、

複製原画はネットにアップしなければ撮影は可、ローゼンメイデンのドールは展示物ではなく自分または来場者の所有ドールであればオーナーさんの許可があれば大丈夫というルールで、たまたまドールのオーナーさんがいれば古民家に佇むローゼンメイデンという状況での撮影が出来ました。
また、こういう展示だと「ローゼンメイデンを好きな人しかいない」という安心感があり、初めて会った人ともドール達について話せたり、不思議な暖かさのある離れがたい空間でした。

[PR]
by iwanagahime | 2018-03-17 16:40 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


茂山狂言 新春川西公演

今年も茂山狂言の新春公演に行ってきました。
丸石やすしさんのトークは初心者向けながら初心者以外にも面白く、太郎冠者は太郎という名前ではなく一番目の家来というような意味で英語で言うとFirst serventという意味だと良い発音で説明していたり。
みつなかホールでは初めてと言っていた京極夏彦作の狐狗狸噺が見た記憶があったので、パンフレットの上演記録を見たら2012年にやってた件についてはまあまあ。
というのはさておき、めでたい福の神に狂言らしい素袍落に新作かつ犬の登場する狐狗狸噺と新春の幕開けにふさわしいラインナップで良い初笑いになりました。
福の神は狂言らしい大らかさですが、福の神のいう当たり前がなかなか通らない世界だとあんまり笑えないかもとか思ったり。
素襖落は特に七五三さんの酔っぱらい演技が舞台を見てる側には面白く、主目線では腹立つのが納得なバランスが絶妙でした。
この「他人から見たら面白いけど、実際に自分の家来だったり家族だったり部下だったりしたらむかつく」加減というのが太郎冠者らしさなのかも知れません。
狐狗狸噺はこのままさらっと古典に紛れて、いつかは本当に古典になるんだろうなあという感じになじんでましたし、実はさりげなく戌年にあわせてる?というやまいぬでした。

[PR]
by iwanagahime | 2018-01-06 23:24 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


竹本織太夫襲名お練り

豊竹咲甫太夫改め竹本織太夫襲名のお練りがあったので、ゴールの法善寺までは行けなかったのですがなんばグランド花月前の口上まで見てきました。
奥様(歌手の増田いずみさん)とお子さんもご一緒で、お練りに参加している他の技芸員さんも家族連れだったりアットホームな雰囲気。
国立文楽劇場をスタートしてミナミの商店街を周り、黒門市場でご挨拶があったり。
黒門市場では狭くて込んでいる市場だったのでちょっと大変そうでした。
なんばグランド花月の前で襲名披露口上はにぎやかな場所でしたが、流石の美声でよく聞こえました。
文楽劇場での口上は襲名する本人ではなく、周りが紹介するスタイルなので本人の口上はこのお練りのみ。
ミナミで生まれ育った咲甫太夫さんらしい、大阪と文楽に対する愛の溢れた口上でした。
国立文楽劇場が高津小学校が移転した跡地だったという縁で高津小学校ではこども文楽があるのですが、その児童の皆さんもお練りに参加し、三番叟の披露もあって暖かい雰囲気でした。
お練りについて歩いていると何か配っていたのでもらってみると"飴ちゃん"だったり、ワッハ上方支配人からの花束贈呈など大阪カラー強めでした。

国立文楽劇場での襲名披露の初春文楽公演(2018/1/3→2018/1/25)も楽しみです!

[PR]
by iwanagahime | 2017-12-02 23:30 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


国立文楽劇場・紅葉狩(幕見)


なかなか文楽に行けない状況だったのですが、時間が少しだけ出来たので国立文楽劇場に紅葉狩だけ幕見に行きました。

歌舞伎と違って一人で山に行く維茂と、姫の舞いでのアクロバティックな扇が人形だとさらに「おお!」という感じでした。
鬼になってからも煙が吹き出したり。

そういう派手な演出や華やかな舞台はもちろん良いのですが、琴の演奏や太夫さん達の語りなど短い幕に濃縮された華やかさがあって見応えありました。
[PR]
by iwanagahime | 2017-11-25 19:31 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


鳥居のポスター



駅に水面に立つ鳥居のポスターがあったんですが、ぱっと見は宮島じゃないですか。
よく見ると滋賀って書いてあるし鳥居の柱も細めなので白髭神社ってわかるんですが、駅なのでじっくり見ない人も多いですし、白髭神社だとぱっと思い付かない人も多いと思うんですが。
もっと琵琶湖アピールするとか、滋賀をでっかくするとかした方がいいような。
いっそ、逆にものすごく宮島っぽい写真に大きく「これ、滋賀で見られるんです」とかそういうアピールとか。

[PR]
by iwanagahime | 2017-10-21 23:04 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


中之島文楽


9/30は中之島文楽に行きました、会場は中之島の大阪市立公会堂でレトロな建築でした。
周りの雰囲気も素敵。
そんな良いロケーションで文楽公演ですが、解説と実演の初心者向けでお値段も前売りだと映画とあまり変わらない1800円というかなりお得な公演でした。
解説コーナーは司会が落語家の桂吉坊さんで日替わりのゲストは吉本新喜劇の未知やすえさん、学校に行くような年齢だった頃には土曜日にテレビでよく見ていた人なので、やはりテンションがあがします。。
吉坊さんの解説がわかりやすく、文楽初心者目線のやすえさんも芸人さんだけあって面白いリアクションあり舞台の人目線もあり楽しかったです。
体験コーナーで登場した人形遣いの吉田玉翔さんの(お約束らしい)「舞台に咲く一輪の花、男前の吉田玉翔です」という破壊力のある自己紹介にも「……あ、今のコケるところやったんですね!」と返ってきて面白さが倍増したり。
リハーサルの日数について、吉本新喜劇より短いという話などもあり。
文楽の基本・歴史や本編の舞台で演じられる部分までのあらすじについての解説などはスクリーンを使って絵や写真などを駆使してわかりやすく説明されていました。
本編の冥土の飛脚とひらかな盛衰記は部分ですが、その場面までの物語が解説コーナーで丁寧に解説されていたので話に入りやすく、また国立文楽劇場でもある字幕に加えて高い天井を生かして人形のアップの映像がスクリーンに映し出されていて普通では見られない角度まで見られました。
演目の選び方も、会場から一駅以内の範囲にゆかりの地があるものを選んだらしく、親しみを持ちやすかったです。
初心者向けですが、何度か見た人も新しい見方が出来る企画なので、またやってほしいです。

[PR]
by iwanagahime | 2017-10-07 23:39 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


坂東玉三郎×鼓童「幽玄」

ロームシアター京都で23日に坂東玉三郎さんと太鼓芸能集団の鼓童のコラボレーションを観に行きました。

和太鼓のグループでのステージというと、大きな太鼓をドンドコとダイナミックに鳴らすイメージでそのような場面もあるのですが、『幽玄』というタイトルで能を題材にしているためかそういうイメージを覆すような演出も多く、玉三郎さん演出で出演はしないこれまでの鼓童の舞台でもこれまでの和太鼓のイメージからすると違ったものがありましたが、それ以上に太鼓の今までと違った面を見た印象でした。
特に最初の羽衣を題材にしたものは、裃姿で小さな太鼓を並べて漣のように演奏する場面が続き、太鼓の演奏をメインにした舞台では今までて最も静かなのではと思うような演奏でした。
玉三郎さんだけでなく花柳流の舞踊家の舞も繰り広げられるのですが、羽衣を拾った漁師や石橋の獅子だけでなく黒い着物で袴姿の扇を持った男性舞踊家の集団が、シンプルな舞台装置の中でモブ兼背景兼特殊効果のような役割をしていて面白かったです。
羽衣を巡る漁師とのやり取りは台詞はなく、演奏と舞踊だけで語られる世界で時間の感覚がなくなるような不思議な舞台でした。
休憩を挟んで道成寺と石橋が続けてなのですが、道成寺の最後の僧達の場面から仏教的な演出があり、そこから石橋を訪れる僧に変化する流れが良かったです。
道成寺は能の道成寺の進行ながら玉三郎さんの衣装は京鹿子娘道成寺の花子の姿で、華やかな姿の中に潜む怨念がじわじわと舞台を蝕んでいくようでした。
そして蛇体は石見神楽の大蛇の演出で表現され、太鼓の演奏も迫力あるものに変わっていきます。
木魚を含む演奏家が4人でリズミカルに演奏したかと思うと、三人で三面六臂の仏像のような姿を作り、木魚の演奏家がそれを拝む場面を挟んで石橋へと移ります。
玉三郎さんの獅子の他に四人の花柳流の舞踊家の獅子がいて、全員が鏡獅子のような白い獅子の姿ですが、玉三郎さんだけ衣装が微妙に違います。
玉三郎さんの獅子がうなずくように首を振ると、それに答えて他の獅子が会話をするように首を振ったりと異世界の生物の会話らしい演出があり、毛振りの迫力がありながらも神秘的なイメージの獅子達でした。
能を題材に歌舞伎の玉三郎さんが演出と出演で、花柳流の舞踊家が参加し、鼓童が演奏するという舞台でしたが、それぞれの要素がありながらどれでもなく、能の雰囲気とストーリーを残しながら鼓童の迫力とスピード感があり、玉三郎さんと花柳流の舞踊が華やかに表現する全く新しい舞台でした。

カーテンコールでは全員が礼をし、観客がそれに応え、またそれに演者が礼で応える暖かい余韻がありました。

[PR]
by iwanagahime | 2017-09-30 23:35 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


車折神社


好きなバンドのボーカルさんがここの芸能神社の玉垣を奉納されたというミーハー心もあり、京都にはよく行くのにいつもはあまり行かない嵐山方面に行き、車折神社に行きました。
芸能神社がやはり様々なジャンルの芸能の方が奉納し、それをファンの人が見に来るという形で有名なようですが、本殿も天井に花や野菜の絵が描いてあったり雰囲気のある竹林があったりと綺麗な神社でした。
芸能神社はアメノウズメが祭神という事で、好きなバンドのヒット祈願とあまり姿をなかなか見られない人の姿が見られるようにお願いしました。
その方も芸能人なのですが、それに加えて天岩戸的な意味で。

[PR]
by iwanagahime | 2017-07-15 21:27 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


4月文楽公演(第1部 幕見)

ちょっと時間が出来たので、国立文楽劇場に行きました。
第1部の最初には間に合わない時間でしたが、菅原伝授手習鑑の寺入りの段と寺子屋の段を観ました。
そして、文楽の襲名披露公演は過去に観た事があるのですが、その時は口上のない部だったので口上も初めて観ました。
呂太夫襲名という事でもちろん本人も舞台の上にはいたのですが、歌舞伎だと本人の挨拶もありますが、文楽だと周りが紹介する感じなんですね。
大夫からは咲太夫さん、人形遣いからは勘十郎さん、三味線からは清治さんが出て色々な話を笑いあり真面目な話ありでしていました。
勘十郎さんのブラジル公演の裏話で、勘十郎さんは日焼けが苦手なので苦労したけれど呂太夫さんはイパネマビーチで楽しまれたようで満遍なく焼けていた話とか面白かったです。

寺子屋はものすごい気迫で、呂太夫さんは前半の緊迫感のあるやり取りを。
全て終わった後に「あー、これ全部のやり取り一人で語ってるんだ」という当たり前の事がズシッと来る感じでした。
歌舞伎で観た事のある演目だと、あれは文楽でも同じなのかな?というような目で見る事もあるのですが、菅秀才がいないか呼び出された子どもの顔を一人一人確認する場面でよだれくりがなぜか扇子で叩かれる場面は同じなんですね。
あの何か笑える場面で後の悲劇が引き立ってくるので、印象に残っている場面です。

最後に親でありながら子を犠牲にしないとならない悲劇と、子どもながら身代わりの覚悟を決めていた事が明らかになった後で松王丸夫婦が「菅秀才の野辺の送り」であるとするのは、子どもの覚悟を無駄にしない最後の親心に思えました。

[PR]
by iwanagahime | 2017-04-15 22:16 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
by iwanagahime
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
リンク
本サイト弓戸亜朗私邸はホームページ公開代行サービス終了のため閉鎖しています、一部コンテンツは後ほど公開します。
Instagram
Intagram|a_yumito
最新のコメント
> みゆみゆさん  弾..
by 亜朗 at 22:22
たしか、弾丸ジャッキーの..
by みゆみゆ at 22:44
>マイコーさん 関の扉..
by 亜朗(iwanagahime) at 23:10
関の扉、歌舞伎の元素みた..
by マイコー at 01:26
>みゆみゆさん  コメ..
by 亜朗(iwanagahime) at 22:41
私もようやく見に行ってき..
by みゆみゆ at 21:04
>みゆみゆさん  こち..
by 亜朗(iwanagahime) at 19:59
こんにちは! 記事はす..
by みゆみゆ at 23:38
>みゆみゆさん  そち..
by 亜朗(iwanagahime) at 21:12
こんばんは! 私も二月..
by みゆみゆ at 22:38
最新のトラックバック
既成概念から絵画の解放に..
from dezire_photo &..
2014年度最高の美術展
from dezire_photo &..
夢とは遊びの世界を描いた..
from dezire_photo &..
『わが心の歌舞伎座』
from みゆみゆの徒然日記
「スター・トレック」これ..
from シネマ親父の“日々是妄言”
「ハロウィンのアイス」
from こんにちは!にゃんころ
週刊ぬこニュース
from あおぞらのーと。
『聖☆おにいさん(1)』
from みゆみゆの徒然日記
ふるあめりかに袖はぬらさじ
from ゆめ芝居 それがしの申します..
仏像の自動販売機?
from ひらりんげんぞう日記
お気に入りブログ
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧