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描かれた尼崎

描かれた尼崎[画像]
10日までだったので、尼崎市立文化財収蔵庫で開かれている「描かれた尼崎」展に行きました。
尼崎というと工業のイメージが強いですが、歌舞伎や文楽では義経千本桜でお馴染みの大物浦や絵本太功記の尼ヶ崎の段の舞台だったりと浮世絵にも多く描かれています。
大物浦の海底で義経の出航を待つ平家の武将の霊や、碇知盛など。
国芳や国貞の絵もあったり、浮世絵が好きな人にも見ごたえがある感じでした。
また、摂津名所図会には今の人にもお馴染みの地名が出ていて現代とのつながりを実感したり。
建物そのものも元は尼崎城の跡地に建つ古い学校だったものを利用していて(尼崎城跡地である事を示す石碑もあり)、三丁目の夕日のロケにも使われたそうです。
常設で尼崎城に関する資料や、発掘された石塔の一部などの展示もありました。
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by iwanagahime | 2016-07-02 22:53 | びじゅつ


マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展

モネ展[画像]
5/8まで京都市立美術館でモネ展があるという事で、行って来ました。
今回はマルモッタン・モネ美術館の所蔵作品という事で、モネの作品だけでなく友人だったルノワールが描いたモネとモネの妻の姿やモネが収集した絵画、そして風景画を描くようになる前に描いていたカリカチュアなど「モネという人物」も見られるような構成でした。
もちろんモネの作品は多くありますが、コレクションや親交のあった画家の作品を見るとモネの良いと思ったものに対する素直な姿勢のようなものも見えてきます。
そうすると、風景画もモネが見て素晴らしいと思った風景を(風景としてそのままではなく、風景を見て素晴らしいと思った気持ちという意味で)そのまま絵にしているからモネの風景画は心を打つのかなあという気持ちになりました。
朝焼けや夕焼けの一瞬、友人のアパルトマンから見えた公園の明るさ、そして自分の理想通りに作った睡蓮の庭。
中には寂しい作品もあり、最初の妻が若くして病で世を去った年の寒い冬や、長生きしたがゆえに友人や家族に先立たれてから一緒に過ごした庭を描いたものなど、それもまた気持ちと風景が一体になったようで迫ってくるものがありました。

睡蓮の絵などで水面への写り込みを描く事で画面の外の風景を感じさせたり、描き方は単純ではないのですが、素晴らしい風景に対する真っ直ぐさみたいなものを感じ、自分も素晴らしいものに対して素直でありたいと思いました。
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by iwanagahime | 2016-04-29 23:55 | びじゅつ


歌川広重の旅

歌川広重の旅[画像]
歌川広重の旅 ~平木コレクション 保永堂版初摺でたどる東海道五十三次~と題し、歌川広重の東海道五十三次の初摺が3/27まで見られるという事で美術館「えき」Kyotoに行きました。
東海道五十三次といえば、今でも浮世絵に特に詳しくはなくても何かの柄だったりで見た事がある人が多いと思います。
当時は最初の版木が磨耗し、新たに版木を作り直したものもあるぐらいの人気シリーズだったとか。
初摺と後摺の違いや、江戸時代の人々が感じられる細かい描写の解説が丁寧で、見た事のある絵もまた違った味わいがありました。
たとえば、日本橋では魚売りがまな板をかごの中に入れていてその場で捌いていた事をうかがわせたり、罪人が晒されている場所は描けないので犬が吠えている視線の先の影にある事を暗示させていたり。
宿屋に化粧品の広告があったり、名物やそれを楽しむ人々の様子などリアルな江戸時代を感じました。
また、宿場の絵と解説に地図も付いているのでより一層「ここかー」みたいな実感があって旅の感覚もあってよい展示でした。
東海道五十三次のゴール地点である京都での展覧会というのも、またリアルさを増していたかも知れません。
物販も充実(画像下部は販売されていたグッズ)
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by iwanagahime | 2016-03-12 23:16 | びじゅつ


クレオパトラとエジプトの王妃展

クレオパトラ[画像]
27日までだったので、大阪の国立国際美術館で開催されていたクレオパトラとエジプトの王妃展に行きました。
王妃の所持品が中心なので、大きな像だけでなくイヤリングや指輪などの小さなアクセサリーなど、細やかな装飾品が素敵でした。
また、おそらく王の像としては完全ではないのであまり展示されないであろう脚だけなってしまっている王の像の側面に彫ってある王妃や王女の像の展示もあり、大きな王の像の状態では目に入らない部分にある王妃や王女の姿なども興味深かったです。
展覧会のタイトルにあるクレオパトラの時代になると、それまでの時代よりギリシャ彫刻風のものが増えて雰囲気が変わりますが、それが彼女の時代がエジプトの転換期だった事が実感されました。
ピラミッドやスフィンクスの迫力もいいですが、こういう繊細なものもいいですね。
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by iwanagahime | 2015-12-12 23:13 | びじゅつ


神坂雪佳と山本太郎の仕事

美術館えき京都[画像]
11月29日が最終日だったので、美術館「えき」京都の神坂雪佳と山本太郎(Notメロリン)の展覧会を見に行きました。
お目当てのマリオ&ルイージ図は琳派の技法とキャラクターが融合して圧巻、風神雷神の迫力でマリオとルイージが躍動してました。
ある意味で、京都を代表するキャラクターの夢のコラボです。
元ネタの風神雷神図を見た後だったので、筋肉の躍動感や髪型など風神雷神図を残している部分、たらしこみの技法で描かれた煙を噴出して飛ぶドット絵のキラーなどをより深く楽しめた感じもします。
そういう元ネタとの比較を楽しむという意味では雪佳のスタイリッシュで柔らかな日本画と同時に見る事で、日本画ならぬニッポン画の山本氏がいかに真面目に日本画の手法を使って電柱だのジャック・オ・ランタンを書いているかの理解も出来た感じですね。
また、能や狂言に題材を取ったものも多く古典芸能好きの私にはまたそれらも興味深く見ることが出来ました。
(逆に、源氏物語は詳しくないのでちょっとわかりにくかったです)
同姓同名の人と紛らわしいですが、ニッポン画家の山本太郎さん面白い人ですね。
また色々な絵を見たいと思わせる展覧会でした。
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by iwanagahime | 2015-12-05 23:46 | びじゅつ


琳派 京を彩る

京都国立博物館[画像]
世間のハロウィンをスルーして(といいつつ、途中で立ち寄ったお店の「今月の和菓子」はジャック・オ・ランタンの形でした)京都国立博物館で開かれている、琳派400年記念の『琳派 京を彩る』に行きました。
琳派というのは他の流派のように直接の師弟関係ではなく、自分で選び取って先の絵師の絵を模写したりしてなるものだそうで(コピバンとかカバーでスタートしてオリジナル曲を作るようになるミュージシャンみたいな)そのオリジナルと模写を同時に見られるのも今回の展示のみどころでした。
中でも俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一の風神雷神図が揃うのは75年ぶりだそうで、来場者が少ないといわれている時間に行っても40分待ちでした。

その風神雷神図を見た感想を一言で書くと、迫力が一番あるのが俵屋宗達で、画面全体をパッと見た時にカッコいいのが尾形光琳で、小さく印刷しても映えそうなのが酒井抱一でした。
今回は絵画だけでなく、陶芸や刀(某所で人気の骨喰藤四郎でした)とそのデザイン画などもあり、展示の後半で酒井抱一が下絵を書いた螺鈿細工の箱などを見ていて余計に思ったのかも知れませんが、琳派の絵はグッズ映えしそうな絵が多いですね。現在でも取り入れられてるデザインもありますし。

琳派400年記念で京都国立博物館のキャラクター「トラりん」というのが生まれていて、これは今回の展示にもある尾形光琳の竹虎図の虎がモチーフだそうです。
全体的にキャラクター体形になっているものの、顔はほぼ竹虎図そのままというのが琳派のデザイン性を表しているような気がしないでもない。

漠然と何かの箱や柄で見る「模様っぽい紅葉や菊」や「リアルな植物と模様みたいな川の絵」の実物・元ネタに出会えるというのも、日本的デザインの源流を見る感じですね。
遠いようで意外と見た事のある琳派を実感しました、まだ日のあるうちに入って出た時は日が暮れていましたが11/23までなので近くの方は是非。
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by iwanagahime | 2015-10-31 22:03 | びじゅつ


マグリット展

マグリット展[画像]
10月12日までだったので、急いで京都市立美術館のマグリット展に行きました(最近どうもこのパターンばっかりなような)
年代ごとの展示だったので、見る側が思い浮かべるマグリットっぽさ(球体、鈴、鳥、雲と青空、鳥、岩、城、切り紙、葉のような木のようなもの、帽子の男など)は意外と早く登場している事や、時代の空気に逆らったのか急に明るい絵柄になって周囲に理解されなかったりという時代からのマグリット感全開というか完成というかそういう世界になっていく感じがよくわかりました。
パーツパーツで見ていくとおかしい事は何もないのに、大きさや位置関係が変わっている不思議な感じや木なのか葉なのか鳥なのか卵なのか混乱してく感じが癖になりますね。

マグリット的なモチーフのグッズもありました、帽子の鉛筆が可愛かったです。
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by iwanagahime | 2015-10-10 22:32 | びじゅつ


トーベ・ヤンソン展

トーベ・ヤンソン展[画像]
あべのハルカス美術館のトーベ・ヤンソン展が27日までだったので行きました。
トーベ・ヤンソン氏といえばムーミンの作者として有名ですが、ムーミンだけでなく画家としてのヤンソン氏の作品やヤンソン氏が夏を過ごした家の再現もあり、それらを見る事でムーミンの見方も深まったように思いました。
やはり画家としての絵での色彩感覚はムーミンの本の表紙や絵本での色彩感覚と通ずるものがありますし、ムーミン谷の風景の細やかさは画家らしさを感じます。

撮影可のスペースは夏の家の他にパネルもあり、自画像とムーミン達が描かれたパネルを見るとムーミン達は人に近い姿のスナフキンも妖精の仲間である事がわかるサイズ感でした。
ハルカス内のレストランではコラボメニューもあり、注文は少し恥ずかしかったですがちびのミィのペッパースパゲティと頼みました。
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by iwanagahime | 2015-09-19 22:00 | びじゅつ


天野喜孝展 兵庫県立美術館

天野喜孝展[画像]
8/30までだったので、天野喜孝展に行きました。
ゲームのパッケージといえばアニメ絵がほとんどだった頃、ファイナルファンタジーのパッケージで天野氏のイラストに出会った衝撃が忘れられない世代です。
もちろんそのファイナルファンタジーシリーズ関連作品やタツノコプロ時代のキャラクター、そして吸血鬼ハンターDといったイラストの数々も素晴らしく、その原画の実物が見られたのも感動しましたし、また金を使って描かれたものは実物でしか見られない迫力がありました。
やさいのようせいの可愛いイラストもあり、世界観の幅広さを感じました。

EVE[画像]
そして、中高生の頃に出会ったキャラクター達との再会以上に撮影可能エリアの新作のシリーズが素晴らしく、新しい世界を感じました。
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by iwanagahime | 2015-08-22 22:45 | びじゅつ


神戸市立博物館 チューリヒ美術館展

チューリヒ美術館展[画像]

元町の神戸市立博物館でのチューリヒ美術館展が5/10までという事でゴールデンウイーク中に見に行きました、広告の「巨匠いっき見!」という言葉に偽りなしでムンクやピカソなどの作品が目白押しの豪華な展覧会でした。
会場入ってすぐにゴッホの絵の中に立てる撮影スペースなんかもあったり。
好きなマグリットの作品もありました。
モネの絵画は今まで綺麗だとは思ってもあまりピンと来なかったのですが、実際に見ると「この景色の美しさを表現したい!」という感じがして、特に睡蓮はモネ自身が好みで作った庭を描いているだけあって感動しました。
グッズもこっていて、図録を購入するとくじ引きみたいな感じでブッククリップがもらえたり。
その図録もゴッホ・モネ・モンドリアンの三種のカバーがあり(中は同じ)、モンドリアンと迷ったのですがここはモネで。
ブッククリップはモンドリアンでした。
実際の絵としてはモネのが好きでしたが、グッズにするとモンドリアンの絵がカッコ良かったり。
博物館そのものもステンドグラスなど綺麗な建物で場所もよく、また良さそうな展覧会があったら行きたいです。
そして、こんなにたくさんの作品を遠い国まで貸し出してくれたチューリヒ美術館に感謝。
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by iwanagahime | 2015-05-09 17:51 | びじゅつ

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
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