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国立文楽劇場・紅葉狩(幕見)


なかなか文楽に行けない状況だったのですが、時間が少しだけ出来たので国立文楽劇場に紅葉狩だけ幕見に行きました。

歌舞伎と違って一人で山に行く維茂と、姫の舞いでのアクロバティックな扇が人形だとさらに「おお!」という感じでした。
鬼になってからも煙が吹き出したり。

そういう派手な演出や華やかな舞台はもちろん良いのですが、琴の演奏や太夫さん達の語りなど短い幕に濃縮された華やかさがあって見応えありました。
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by iwanagahime | 2017-11-25 19:31 | 見たもの周辺 | Trackback | Comments(0)


西福寺の仙人掌群鶏図など

豊中にある西福寺では毎年11月3日に寺宝の公開があるのですが、虫干しなので雨が降ると公開中止になります。
今年は無事に晴れたので、行って来ました。

寺宝というのは伊藤若冲の仙人掌群鶏図などをはじめとした絵画なのですが、これは天明の大火で家などを失った若冲がしばらくこのお寺に滞在していたという事で檀家の薬種問屋・吉野五運からの寄進という形で納められたそうです。

若冲の絵としては珍しい金地の襖絵で、仙人掌と鶏が描かれています。
襖絵なので襖のサイズなのですが、頭でわかっていても掛け軸や屏風に比べると「大きい」というのが第一印象でした。
逆から言えば本などで印刷で見る分には実際のサイズに関わらない安定感があるという事でしょうか、わかりやすく若冲の鶏というイメージでした。

他は水墨画で、黒く塗られた背景に白い髑髏が浮かび上がる野晒図は宝蔵寺の髑髏とはまた違った野原に忘れ去られたような骨でした。
また山水図の掛け軸もあり、こちらもシンプルな水墨画らしい山水図でした。

そして元は仙人掌群鶏図の裏で今は掛け軸になっている蓮池図は圧巻で、一見したところ乾いた印象の画面に枯れた蓮が目に入ってくるので寂しい印象を受けますが、間から伸び上がってくる蕾や咲いている蓮の花が真っ白に目に飛び込んできます。
たとえ荒れ果てた場所でも伸びやかに咲き誇る蓮に、大火の後に見た若冲の願いを見た気がしました。
やはり珍しい金地で若冲といえばな鶏な仙人掌群鶏図がお寺のパンフレットなどでもプッシュされていますが、印刷ではなく実物を見るとパワーを感じ取れるのは蓮池図だと思うので、公開の日に行くならこちらに注目ですね。

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by iwanagahime | 2017-11-11 23:28 | びじゅつ | Trackback | Comments(0)


国宝展(2期)

京都国立博物館の国宝展に行きました、展示数が多いだけでなくすべて国宝というものすごい展覧会ですが、展示替えも頻繁で4期まであります。
もちろん通期展示のものもありますが、ほとんどが入れ替えで2週間で入れ替わるものも。
29日までの2期に行きましたが、1・2期に展示の火焔型土器と2期のみの龍光院の曜変天目が見所でしたね。
藤田美術館の曜変天目は深い青の中に光が見える感じでしたが、龍光院のものは遠目でも白い点がはっきりしている上に全体の黒の中から白い点の周りに青い光が浮かび上がっていました。
この世のものではない雰囲気は貴重なものとして大事にした昔の日本人の気持ちも、思った通りの出来ではないと捨てた昔の中国の人の気持ちもどちらもわかるような神秘的なお茶碗でした。
他に青磁鳳凰耳花入・万声や雪舟の天橋立図や慧可断臂図など、普通の展覧会なら目玉になるようなものばかりが大量にあるという状況で、しかも入れ替わっても入れ替わっても目玉展示があるので何期か行く人がいるのも納得。
火焔型土器は縄文土器ですが、縄目模様ではなく紐状の粘土で作られた模様が迫力でした。
縄文だと他にも三体の女神像など、縄文時代ならではの不思議な造形が面白かったですね。
他にも病草紙(二形と歯槽膿漏)や餓鬼草紙など、陰惨ながら庶民の姿が描かれたものもあり国宝の幅広さが伺えました。
狩野永徳や長谷川久蔵(長谷川等伯の若くして亡くなった子息)などの絵画が並ぶのは圧巻、中国の山水画も後ろの人の足音が鳥の声に錯覚するぐらいの深山幽谷感。
常設で展示されている巨大な大日如来と不動明王はどうするのかと思っていたら、今年に新しく国宝に認定されたとか。修復中の金剛寺の本堂が完成するので、来年の春にはお帰りになるそうです。
他にも平等院の雲中供養菩薩像や法隆寺の広目天に数々の同じタイプが作られる大元の清涼寺観音像など、見所しかなかったです。
華厳五十五所絵図のかわいい善財童子や、柄が三鈷になっている金剛寺のカッコいい宝剣に五体の仏像がデザインされた錫杖に豪華な蒔絵や螺鈿の箱、四騎獅子狩文様錦などの模様が綺麗な布など単純に見ていて楽しいものもあります。

藤原道長の経筒や空海・最澄の書など、誰もが知っている歴史上の人物にまつわるものもあります。
弘法も筆の誤り・ザ・リアル。

とにかく情報量が多いですし、展示入れ替えも頻繁なので見たい国宝の展示期間に注意して時間に余裕を持って見に行くのが吉かと。
私も見終わったら外は真っ暗でした、慧可断臂図の顔出しパネルはしませんでした。

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by iwanagahime | 2017-11-04 23:32 | びじゅつ | Trackback | Comments(0)

    

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