私邸周辺


<   2018年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧



仁和寺と御室派のみほとけ展

ちょっと東京に行く事があったので、東京国立博物館 の仁和寺と御室派のみほとけ展に行ってました。
関西人なので仁和寺は日帰りで本体に行けるのですが、この展覧会では修行僧しか入れない観音堂が完全再現で撮影可!
他にもお寺に行っても見られない秘仏がぞろぞろ!という事で関西人もめったに見られない仏像が勢揃いだったのです。
観音堂は上でリンクしているInstagramの2から4枚目で、仏像はもちろん本物で千手観音と二十八部衆という三十三間堂と同じメンバーで、三十三間堂より小ぶりながら秘仏だからなのか彩色の保存状態も良く一つ一つの造形もさることながら揃ってる迫力がありました。
これは観音堂の修理をしているから出来る展示だそうで、保存や調査のために六道絵や観音三十三応身が描かれた壁画も高性能スキャナで読み込んだ上で高精細印刷により再現しており、堂内の雰囲気まで再現しているからか人は多いながら厳かな祈りの雰囲気が感じられました。
皇室にゆかりのお寺で皇族の病気平癒や安産祈願などが行われていたお寺なので、仏像以外にも高倉天皇が皇子が無事に産まれたというお礼状を直筆で書いていて、その皇子が後の安徳天皇であったりと歴史を感じる展示も。
また、その祈願などで行われた孔雀経法という最強の修法にまつわる孔雀明王の仏画や法具の数々、そして黒字に金で描かれた子島曼荼羅など神秘的な展示がありました。
空海の書も見ごたえがあり、字が汚い私は少しでもあやかりたくてグッズを買おうとしたのですが、ロッカーに財布を閉じこんでしまっていたので諦めざるを得ませんでした。
グッズに頼らないのが吉とみました。

[PR]
by iwanagahime | 2018-02-24 23:10 | びじゅつ | Trackback | Comments(0)


細見美術館「はじまりは、伊藤若冲」

細見美術館20周年という事で開催されている伊藤若冲展に行ってきました。
20周年記念のスタートという意味と、細見美術館の日本美術のコレクションが伊藤若冲から始まったという意味がかけられているそうで。
細見美術館の3つある展示室のうち、若冲本人は1室半ぐらいですが若い頃あり晩年あり弟子の作品ありで流石の細見コレクションでした。
第1展示室は動植綵絵を描いた頃、というか動植綵絵に至る道筋ともいえる糸瓜群虫図や雪中雄鶏図などの彩色の掛軸があり、糸瓜群虫図は糸瓜の実や葉に集まる虫や蔓のくるくる具合など細かな描写とそんなに綺麗じゃない題材なのに美しさを感じる不思議さが良かったです。
雪中雄鶏図は若冲といえば的な鶏ですが、似た構図の雪梅雄鶏図(両足院蔵)の方が鶏の羽根が柔らかそうというか、梅や花がある分マイルドなのかという竹と鶏と雪というストレートさでした。
水墨の屏風もあり、花鳥図押絵貼屏風は翡翠やおしどりなど花鳥画的な鳥の中に鶏もいますが、花と鳥が水墨ながら華やかでした。

第2展示室は似たような場所にまた水墨の屏風があり、元の場所に戻ったのかと間違う人もいましたが、こちらは鶏オンリーの屏風でバリエーション豊かなポーズの鶏達が屏風を跳ね回っていました。
他にも宝珠と小槌図のような縁起物もありますが、思いっきり里芋だけ描いた掛軸もありました。
若冲の野菜の絵が結構好きなので、この堂々とした里芋はカッコ良かったです。
他にも様々な菊が描かれた屏風など、よくある題材なのにものすごく若冲なのもよかったです。

宝蔵寺でも少し見た弟子の若演の作品もあり、鶏が色々なものに乗ったりしている屏風は師匠よりちょっとキャラクター感のある鶏が愛嬌がありました。

第3展示室は若冲以外の江戸時代の京都を感じる展示で、尾形光琳の絵に尾形乾山の陶器など一通り網羅してるのが細見美術館っぽかったです。

あちこちから若冲作品を集めた展示も豪華でいいですが、個人のコレクションから発展した美術館のような所のコレクションは趣味の合う合わないをちょっと感じつつもコンパクトにいいものが集まってるのが良かったです。

[PR]
by iwanagahime | 2018-02-17 23:18 | びじゅつ | Trackback | Comments(0)


生麩と白玉のクリームあんみつ


とあるスイーツ王子の連載に載っていた和風のカフェに行きまして。
雑誌に載っていたのは本店のようですが、新宿に行った時の目的地に近かったCOTO-COTO 茶寮 新宿ミロード店にも同じメニューがあるのでそちらへ。
生麩を使った甘味メニューも珍しいですが、お茶のメニューも色々と珍しいものがあり生姜ほうじ茶をセットで注文しました。
抹茶味のアイスや生クリーム、そして白玉と生麩がありポン菓子的お米のパフがアクセントになっています。
黒蜜を生麩にしっかりかけて食べると白玉とも餅とも違う歯ごたえが黒蜜の強い甘味とあっていて、全体ともまとまりが取れていて美味しかったです。
スイーツ王子は流石でした。
生姜ほうじ茶もまだまだ寒い時期に食べたクリームあんみつをフォローするかのようにじんわりと温まる感じで、普通のほうじ茶とも生姜湯とも違うほのかな味わいのお茶でした。

神楽坂茶寮

[PR]
by iwanagahime | 2018-02-10 21:52 | 食べ物関連 | Trackback | Comments(0)


ボストン美術館の至宝展

神戸市立博物館のボストン美術館の至宝展に行きました、ちなみにこの展覧会が終わると神戸市立博物館はしばらく休館なのでそういう意味でも行っておきたい展覧会でした。
ボストン美術館の幅広い所蔵品から選りすぐりの80点が展示という事ですが、ジャンルも古代エジプト美術から現代アートまでと多彩でした。
古代エジプトでは高官の墓所にあったという偽扉が面白かったです、この世とあの世を繋ぐ扉で高官の肖像や供物の内容などが書いてあり、実際には扉としての機能はないので偽扉という名だとか。
他にも大粒にもほどがある果物型ビーズの首飾りなど、独特の雰囲気でした。
中国絵画は陳容という絵師の九龍図が大迫力ながら、若い龍に師匠っぽい年老いた龍(白髪みたいなのが生えている)がアドバイスをしている場面があったりどこか人間味があるのが面白かったです。
ここまでも展示品だけでなくコレクターについても焦点が当たっていあのですが、日本美術だとモース、フェノロサ、ビゲローといった日本美術コレクターとして有名だった人の名前が出てくるので聞いた事ある感が。
有名コレクターのコレクションだけあり、尾形光琳・乾山兄弟のコラボの角皿や仁清の鳥形香合、英一蝶の屏風と涅槃図、曾我蕭白の仙人の絵など目白押し。
英一蝶は屏風が市井の年中行事を描いたもので、生き生きとした町の人々の暮らしが見える絵なので、横の涅槃図のお釈迦様の周りで嘆き悲しむ人々や動物のリアクションがよくある涅槃図より激しいのがわかりやすかったです。
曾我蕭白は修行して山から出てきたお釈迦様の絵の前で浮かれてる八仙図とか、バトル漫画並みの迫力で風が巻き起こってる中にこっそりウサギがプリティな風仙図など実物じゃなくても面白いですが、実物なのでさらに迫力ありました。
他にも河鍋暁斎が持っていた酒井抱一の花魁図とか、喜多川歌麿の美人画など。
よく日本の絵が海外に流出している事を嘆く人もいますが、四条派合作の鹿の屏風がバラバラにならないように分担して買ったり、ポスターのように上演期間終了後は撤去される歌舞伎の絵看板が残っているのを見ると感謝しかありません。

フランス絵画はボストンのコレクターがミレーの農村風景や印象派の風景画などを好んだからか、やはり風景画が多く、モネの睡蓮やルーアン大聖堂があったのが嬉しかったですね。
静物画をコレクションしている人もいたそうで、セザンヌの果物など静物画といえば的なのもあれば人物画のイメージがあるルノワールの花の絵などちょっと意外なのもあったり。
ゴッホの数少ない仲が良かった人がモデルのルーラン夫妻は作成された時期が違うからか、ご夫婦なのにタッチが違いました。
アメリカ絵画はボストンの上流家庭の家族を描いた肖像画から、現代アートっぽいのまで。
サージェントのフィスク・ウォレン夫人と娘レイチェルが顔はリアルっぽいのにドレスは筆の跡が見える感じなのが、遠くから見ると逆にドレスの光沢がリアルに見えるのが面白かったです。

現代アートでは絵画だけでなく写真や映像作品もあり、現実味のない一瞬を切り取ったような写真だともう絵との境目がわからないようなのもあったり。
画家やジャンルがテーマの統一感のある展示もいいですが、こういう美術館の様々な展示から選りすぐって持ってくる感じのも面白いと思いました。

[PR]
by iwanagahime | 2018-02-03 23:28 | びじゅつ | Trackback | Comments(0)

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
by iwanagahime
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
カテゴリ
以前の記事
リンク
本サイト弓戸亜朗私邸はホームページ公開代行サービス終了のため閉鎖しています、一部コンテンツは後ほど公開します。
Instagram
Intagram|a_yumito
最新のコメント
> みゆみゆさん  弾..
by 亜朗 at 22:22
たしか、弾丸ジャッキーの..
by みゆみゆ at 22:44
>マイコーさん 関の扉..
by 亜朗(iwanagahime) at 23:10
関の扉、歌舞伎の元素みた..
by マイコー at 01:26
>みゆみゆさん  コメ..
by 亜朗(iwanagahime) at 22:41
私もようやく見に行ってき..
by みゆみゆ at 21:04
>みゆみゆさん  こち..
by 亜朗(iwanagahime) at 19:59
こんにちは! 記事はす..
by みゆみゆ at 23:38
>みゆみゆさん  そち..
by 亜朗(iwanagahime) at 21:12
こんばんは! 私も二月..
by みゆみゆ at 22:38
最新のトラックバック
既成概念から絵画の解放に..
from dezire_photo &..
2014年度最高の美術展
from dezire_photo &..
夢とは遊びの世界を描いた..
from dezire_photo &..
『わが心の歌舞伎座』
from みゆみゆの徒然日記
「スター・トレック」これ..
from シネマ親父の“日々是妄言”
「ハロウィンのアイス」
from こんにちは!にゃんころ
週刊ぬこニュース
from あおぞらのーと。
『聖☆おにいさん(1)』
from みゆみゆの徒然日記
ふるあめりかに袖はぬらさじ
from ゆめ芝居 それがしの申します..
仏像の自動販売機?
from ひらりんげんぞう日記
お気に入りブログ
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧