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私邸周辺


シネマ歌舞伎「海神別荘」

2週続けて歌舞伎話ですが、前半をふいにしてしまったので予定が詰まってしまったんですね。
ま、そういう現世の事は置いといて海神別荘です。

私はこれも天守物語と同じく朗読公演は行った事があるけど、実際の舞台では観ていない状態で行きました。
エキサイトシネマ「海神別荘」作品情報
天守物語とは逆で海老蔵さんの公子(こうし、乙姫の弟だそう)が人ではないの海のプリンスで、玉三郎さんが人間の美女。
人間とそれ以外の男女が逆というだけでなく天守物語では人間の図書之助もかなり人間の世界では生活しづらそうなちょっとずれた人という印象でしたが、この美女は海に沈められる事を恐れていなかったりと前向きではあるものの生きている事を故郷の人に伝えたいというあたり人間の世界で普通に暮らしていた印象。
公子も天守そのもののような富姫と違って、随所随所で姉の乙姫様の方が一枚上手な感じだったり、ちょっと幼い感じ。

朗読公演では玉さま公子も良かったですが、やっぱりヴィジュアル化すると海老蔵さんだろうなと思いました。
公子は海の世界の常識で生きているだけで、決して残酷な事をしている訳ではなく無邪気に遊んだり美しいものと暮らしているだけという雰囲気がギリギリのラインで出てました。
乙姫様の用意した手にした者の知識によって文字が浮かぶ本が読めない場面や侍女と遊ぶ場面など、一歩間違うとアホの子ですが高貴な無邪気さに見えましたし。
かなり強引にハッピーエンドになる展開も、妙な説得力がありました。

それと、衣装も舞台美術も別世界の中で笑三郎さんが古風な雰囲気で歌舞伎感が出てました。

その舞台については賛否はあると思いますが、ファイナルファンタジー育ちの私としては天野喜孝ワールドを完全立体化した歌舞伎座の大道具さん・小道具さん・衣装さんにありったけの賛辞を送りたいです。
そして、その衣装を着こなしている海老蔵さんと玉さまも素晴らしすぎる。

今回はそんな舞台も見せたかったのか、天守物語より舞台全体を見渡すカメラワークでよかったです。
# by iwanagahime | 2012-03-03 22:31 | 歌舞伎周辺


幕見:二月花形歌舞伎(松竹座)義経千本桜『すし屋』

甘かった!色々と甘かった!
昼の部に間に合うように行ったら当日券が売り切れていた!
もともと昼と夜どちらを見ようか迷っていて、夜の部は『すし屋』だけ見たかったので昼の部は諦めて幕見席購入。
開演間際に松竹座前に戻ったら、案の定すでに幕見も通常も売り切れだったので昼の部の時間に行ったのは無駄ではなかった模様。

しかし、当日券が余ってるよりは売り切れてるぐらいが客としてもやはり嬉しい。
これからもたくさんお客さんが入って、歌舞伎がもっと上演されるようになってほしいです。

そんなこんなで感想本編に、公演詳細はこの辺

義経千本桜『すし屋』
昼夜通して一番ずしっとした演目なんですかね、でも若手の集まる花形歌舞伎らしくとっつきやすい雰囲気でした。
何と言っても壱太郎くんのお里が可愛い!!!!!!
若手の女形さんは結構「写真は良いんだけどな~」みたいな事があるんですが、壱太郎くんは動いてる方が可愛い!
娘っぽい可憐な動きで柔らかい雰囲気です、生で見るのをお勧めします。

そんな可愛いお里ちゃんに想われている弥助さん(実は平維盛、しかも妻子持ち)は染五郎さん、イケメンな働き者の庶民でも貴公子でもどっちでもいい雰囲気が出るのでピッタリでした。
いがみの権太は愛之助さん、出だしの柄の悪い台詞がスムーズです。実はワルだったんですか?
それはさておき、いがみと言われつつも心のどこかに優しい部分があるから憎めないです。
そりゃ、母のお米もつい嘘を信じてお金を出してしまうという。吉弥さん良かったです。
弥左衛門は歌六さん、舞台を引き締めてました。
何となく、今後の弥左衛門が何か短気な事をするたびに権太を刺してしまった事をお米に言われそうだというような想像をしてしまうリアルっぽさのある一家。
梶原は獅童さん、最近は顔の描き方が元の顔を生かした感じになってるようで迫力ありました。

若葉の内侍が米吉くんでびっくりした、上品でよかったです。

色々ありますが、皆さん今後に期待してます。
# by iwanagahime | 2012-02-25 22:28 | 歌舞伎周辺


インフルエンザ…

気をつけてはいたのですが、結局インフルエンザに感染してブログ更新が2回ほど出来なくなってしまっていました。
今はもう快復したので、予定されていた更新は日付を変えて書いています。
前々回
前回

今年は2種類のインフルエンザが同時に来ているようなので、別のに感染しないように引き続き注意したいと思います。
# by iwanagahime | 2012-02-18 21:32 | 自分周辺


お好み焼きにカレー粉

とあるアーティストの実家が昔お好み焼き屋さんをしていて、今はそのお店はもう閉店しているのですがファンとしては行ってみたかったなあという思いがありました。
そんなある日、昔そのお店に行ったことのある古株ファンの方がソースの上からカレー粉をかけたのが名物メニューだったと教えてくれたのでやってみました。

普通にソースだけで食べるより、スパイシーさだけでなくコクが出て美味しかったです。
ちょっとの工夫で感じが変わるんですね、またやってみたいです。
# by iwanagahime | 2012-02-11 21:24 | 食べ物関連


シネマ歌舞伎「天守物語」

シネマ歌舞伎で泉鏡花作品3ヶ月連続公開という事で、まずは第1弾の「天守物語」を観に行きました。
天守物語は昔のテレビ放送と玉三郎さんの朗読公演でしか観ていないので、楽しみでした。

エキサイトシネマ「天守物語」作品情報

今回は歌舞伎座さよなら公演での撮影という事で、観たかったけど見られなかった人にはチャンスですね。
舞台そのものはよかったです、玉さまの富姫の人間離れ感覚に勘太郎さんの亀姫の無邪気な残酷さに海老蔵さんの図書之助の社会とズレた真っ直ぐさ。
獅童さんはカッコいい役よりこういう役が好きかも。
そういえば、獅子の目が傷付けられて富姫達の目が見えなくなった時に図書之助も目が見えなくなりますが、もうあの時点で図書之助もすでに天守の住人だったんでしょうね。
もともと何となく、人間の世界では生きづらそうな人っぽいし。

しかし舞台演出で天守から見える風景をスクリーンを使っているのでシネマ歌舞伎にするとスクリーンにスクリーンを映す形になるのを気にしてか、舞台全体の図が少なくアップが多かったのが気になりました。
天守という空間は富姫の世界、全体をもっと見たかったです。

単に舞台を写すのではなく、映画としても楽しめるようにするバランスはまだこれからの課題かも知れません。
# by iwanagahime | 2012-02-04 20:31 | 歌舞伎周辺

    

本サイト弓戸亜朗私邸では書ききれなかった小さい事を、主:亜朗(iwanagahime)がどこまでも核心に迫らないまま書くブログ、だいたいそんな感じで。
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